従業員の知人が続ける。

「その日は非番だったようで、奥さんと思われる女性と一緒に来店し、30分ほど滞在しました。現場となったのは2階の衣料品売り場です。女性が買い物する間、ポケットに手を入れ、周囲をキョロキョロしながら、不審な動きをしていたそうです

犯行後、A(左)は妻らしき女性と合流し、何食わぬ顔で店の外へ。写真1と同じ黒い上着にグレーのチノパン姿だ(読者提供)
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 購入する商品を探しているのではなく、明らかに女性を物色しているそぶり。Aが狙いを定めたのは、商品の整理をしている女性従業員だった。

「品物を見るふりをしながらそばに近寄り、急にかがむと、スカートの下にスマホを差し込んだんです。“犯行時間”はほんの数秒。手慣れた感じだったようです。その後、何食わぬ顔で移動し、女性と合流、この一連の様子はすべて、店内の防犯カメラに映っていたそう」

 と前出・従業員の知人。

事件から2か月経過も逮捕なし

「女性従業員は不審な動きをする男に気づき、警備員に“不審な人がいた”と相談したそうです。警備員が監視カメラを確認すると、その男の犯行現場が映っており、警備員が慌てて店内を探しましたが、すでに女性と帰った後だったと聞きました」(同)

 別の売り場の防犯カメラにも、女性を物色するAの不自然な姿がとらえられており、この売り場にいた別の女性従業員も被害に遭っている可能性が高いという。

 地元紙『大分合同新聞』の社会面のトップ記事に〈巡査部長 盗撮か 臼杵津久見署 県警また不祥事〉の見出しが躍ったのは2月6日。太刀川浩一県警本部長は今月6日、県議会文教警察委員会で「厳正に捜査、調査している。近日中に報告したい」と約束した。事件から2か月以上がたつというのに、報告も逮捕もない。

「従業員の間では“なんで捕まらないのか?”とか“警察官だから取り調べの前に証拠を隠滅することができる、証拠がないから逮捕できないのでは”とか、“身内の犯行だから捜査が甘いんじゃないか”などと憶測が飛び交っているようです。なかなか逮捕されないのはおかしい、と首をかしげる人もいるそうです」(前出・従業員の知人)

 県警本部監察官に、捜査の進捗状況を尋ねた。