謝罪する宮川選手。高校から始めたアメフトが好きだった
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 日本大学大学院講師で弁護士の船山泰範さんは、両者の会見をこう解説する。

宮川選手の態度は非常に誠実でした。反省して、可塑性(変化すること)に富む人物でした。若いからこそ、自分が悪いことをしたことにすぐ気づいて変わろうとする。弁護士の経験からも、非行少年が相当悪いことをやったと自覚したとき、ガラッとその人が変わることがあります。

 一方、大人の場合は、残念ながらなかなか変わりにくい。どうやったら、(問題や質問を)かいくぐれるのかと、うそを少しずつ出していく。最終的にはバレてしまうんですけど

 会見をさらに悪印象にしたのは、司会役の広報担当者だ。記者の質問をさえぎり、会見の終盤を混乱させ、後味の悪いものにした。やたら高圧的で我を通した、その“キレる老人”の正体は─。

「元・共同通信社の記者で日大の広報に入った人らしい。あんなお粗末な司会進行をしましたが、給料は月に120万~130万円ももらっているという話です。田中理事長の奥さんのお気に入りで、広報に来たそうです」(前出OB)

 単純計算しても年1440万円以上。もし臨時ボーナスなどがあればさらに高給となる。

監督・コーチ会見で司会を務めた米倉久邦氏

 現役日大生からは宮川選手へのエールが止まらない。

「20歳であそこまでできるなんて信じられない。私だったら会見なんて無理。家に引きこもっちゃう」(女子学生)

 と、たたえ、監督・コーチの会見をこう断罪する。

「何で大学が学生を守らないんだって、みんな言ってます。日大っていうだけで色眼鏡で見られます。就活をしている先輩は怒っていましたね。内定取れなかったらどうするんだよって」(同)

 25日に会見した日大の大塚吉兵衛学長は、就活生への悪影響を気にかけた。

 日大生も日大アメフト部員も、クレバーな指導者を持てなかったツケに襲われているが、“将来の日大アメフト部員”も今、揺れに揺れている。