紀香VS菜々子もバチバチ

 平成のセクシークイーンといわれた藤原紀香(47)と、視聴率女王の名を欲しいままにした松嶋菜々子(44)のライバル意識も相当なもの。全盛期の2人が「共演絶対NG」だったことは、よく知られている。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です
すべての写真を見る

「90年代後半、ボン、キュッ、ボンのダイナマイトボディでCM女王に君臨した紀香ですが、ドラマだけは数字が取れなかった。一方、松嶋も『やまとなでしこ』(00年・同)、大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語~』(02年)など、主演ドラマを次々にヒットさせたものの、CMでは紀香の牙城を崩すことはできなかった」(芸能記者)

 2人は私生活も対照的。松嶋は俳優の上川隆也との熱愛報道はあったものの、その後は現在の夫・反町隆史と落ち着いた一方、対照的に紀香は波乱万丈。彼女はプロ野球選手、Jリーガー、格闘家、俳優、ミュージシャンと、あらゆる職業の男を総なめ。その後、07年に「格差婚」と言われた芸人の陣内智則と結婚も、2年後には離婚。

 そして、16年に現在の夫・片岡愛之助と再婚を果たした。

「いつも紙面を賑わせてくれた紀香の下半身には、功労賞を贈りたい」(前同)

 70年代を代表する映画女優、秋吉久美子(64)と桃井かおり(67)も、あっけらかんとした脱ぎっぷりのよさに定評があった好敵手。

「桃井は『あらかじめ失われた恋人たちよ』(71年)、『赤い鳥逃げた?』(73年)など、秋吉は『赤ちょうちん』(74年)、『妹』(同)、『バージンブルース』(同)の“日活青春三部作”で、といった具合。口には出さなくても2人が互いを意識し合っていることは痛いほど伝わってきましたよ」(当時を知るベテラン芸能記者)

 “シラケ女優”秋吉と“元祖・翔んでる女”桃井、甲乙つけ難しか。

 名匠・深作欣二監督を巡る松坂慶子(66)と荻野目慶子(53)の愛憎劇も、女の業の深さを感じさせる。

「美人だが大根役者といわれた松坂は監督と出会って一皮も二皮も剥けた。『青春の門』(81年)、『蒲田行進曲』(82年)、『道頓堀川』(同)など、深作監督なればこそ。2人が愛人関係を噂されていたことは業界では公然の秘密でした」(映画関係者)

 荻野目慶子も『いつかギラギラする日』(92年)に出演したのをきっかけに、深作監督との愛人関係が噂された。

「当初は清純派だった荻野目は、20歳のときに17歳年上の映画監督と不倫が囁かれ、90年には、その監督が彼女の自宅で首吊り自殺をしたことから、“魔性の女”とも呼ばれました。35歳年上の深作監督も荻野目に夢中になり、前立腺がんと診断されてからも男性機能を失うことを恐れてホルモン剤の投与を拒否。最後まで彼女を愛したといいます」(夕刊紙記者)

 大女優の松坂と荻野目をはじめ、ニッポンの芸能美女たちの“伝説”は今後も語り継がれるに違いない。