この件に関しても、雅子さまのご体調を考慮されたのだろう。

「お代替わりに伴う一連の行事を滞りなく進めるためにも、療養中の雅子さまにご無理をさせるわけにはいきません。

 静養中とはいえ、訪問先には一般の観光客も多く、雅子さまのご負担になる可能性がありますからね。今は、“次期皇后”になられるための準備を万端にしている段階なのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 とはいえ、せっかく家族で過ごせる大切なお休み。8月29日の午前11時ごろには、皇太子ご一家と愛子さまのお友達親子の総勢10人ほどで、『那須どうぶつ王国』に向かわれた。

「強めの雨が降っている中でしたが、ご一家は傘を差して来園されました。

 正午ごろには、今年7月に新しくオープンした施設で、ユーラシアカワウソやアメリカビーバーをガラス越しで見学されていましたよ」(どうぶつ王国の関係者)

 その後、『ハマナスの丘』と呼ばれる建物で昼食をとられたご一行。その場では、こんな“スペシャルショー”が繰り広げられた。

『那須どうぶつ王国』でワシに驚かれる雅子さま(8月29日)
『那須どうぶつ王国』でワシに驚かれる雅子さま(8月29日)
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「飼育員が園内で行われるバードショーで登場するワシをみなさんに披露したんです。

 目の前でワシを見て、雅子さまも興味津々なご様子でした。主に皇太子さまが質問されていましたが、雅子さまはお隣でずっと笑顔を絶やさずに“うん、うん”と飼育員の説明に頷かれていましたよ」(同・どうぶつ王国の関係者)

 ほかにも、カピバラと直接ふれあわれたり、夏季限定で開かれていた世界中のカブトムシやクワガタムシを集めた展示室をご覧になったり、夕方4時半の閉園時間を大幅に超え、夜7時ごろに御用邸にお帰りになった。

 31日の昼前には、『那須平成の森』を訪問されたご一家。

 もともと、ここは那須御用邸の敷地内だったが、天皇陛下が「国民が自然に直接ふれあえる場として活用してはどうか」と提案されたことで'11年に開園した自然公園。

「お三方とも、チェック柄のシャツの上にナイロン製のジャケットをはおり、動きやすいパンツとトレッキングシューズという“アウトドアスタイル”でいらっしゃっていました。

 自然をそのまま生かしている場所ということもあり、折れた木々も土に入り混じって、足元が不安定な道もあるのですが、苦もなく散策されていて驚きました。雅子さまは、すれ違うほかの人たちにも満面の笑顔で挨拶されていてお元気そうでしたよ」(目撃した男性)

 われわれの新しい“国母”に、心配はいらないようだ。