「当時、言葉通り受け取る人は少なく、マスコミは破局の理由を探ろうと奔走しましたが、推測の域を出ることはありませんでした。

 その後、彼らに近い人たちが、いろいろ話をしていますが、本人たちが何も語らないので、破談の真相は明らかになっていません」(週刊誌記者)

 その後も貴乃花は、元フジテレビアナウンサーの河野景子さんとの結婚、洗脳騒動、兄との絶縁など、土俵以外の話題で注目されることも多かった。

 親方になってからは、協会との対立が浮き彫りになり、昨年の『日馬富士暴行事件』をきっかけに両者の溝はますます深くなってゆく。

ちょっと頑固で融通のきかないところがあって、敵を作りやすいですね。でも、真面目な人。本気で、相撲協会、いや相撲界全体を改革したいと思っていたんです。辞めても応援する人は多いと思いますよ」(前出・スポーツ紙記者)

 今回の引退発表を受けて、母親である藤田憲子さんは、

《最後まで真実一路を貫きたかったのだと思います。素晴らしい第2の人生を送ってほしい》

 とエールを送っているが、兄・花田虎上氏は、

《本当に相撲は大好きで、相撲一筋の人間。そこまで相撲を愛していた人間が相撲がなくなったら、(中略)ちょっと心配。彼の人生の中に相撲がないというのが考えられないですよね」》

 と貴乃花親方が相撲から離れることに対して、心配している。

 まだ、はっきりと引退が決まったわけではないようだが、

こういうときにお決まりの“暴露本”の動きが出ていますね。親方は相撲界のすべてを知っていますし、一部で彼は“爆弾”とも呼ばれています(笑)。彼ほどの人物だったら説得力がありますから、本が出たら大騒動になることは間違いないです」(前出・週刊誌記者)

 とはいえ、彼の性格からすればその可能性は少ないだろう。

 名横綱の引き際にしては寂しすぎるーーー。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。