志麻子「そんなん覚えないでいいですよ(苦笑)。覚えたといえば、日本に来て「升酒」に感動されたとか。ソンさんはお酒がとてもお好きなんですよね」

シギョン「そうなんです。あれはいいですよね。日本の飲食店て、なんでも細かく値段がついているじゃないですか。お通しはいくら、とか。韓国ではキムチやナムルなどいろいろ出てきますが、注文した品物以外は無料なんですね。でも、日本の升酒は、わざとこぼして、お酒をおまけしてくれるでしょう」

志麻子「確かにそうですね。うちの夫も升酒に喜びましたね。でも、日本って、笑顔で接客とか、おもてなしの心がありません?」

ソン・シギョン 撮影/坂本利幸
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シギョン「うーん、笑顔より、お酒をたくさん飲ませてほしいです(笑)

志麻子「あと、うちの夫が言ってましたが、韓国には“飲み放題”ってシステムがないんでしょ? 韓国の人はお酒がとても強いから、お店が成り立たないみたいですね」

シギョン「そうですね。昔、何軒か日本みたいな飲み放題を始めたお店があったんですけど、友人と行って呑み尽くしてきました。そうしたらお店がなくなってしまいましたね(笑)」

志麻子「しかしなんで、韓国の人ってお酒がそんなに強いんでしょうね。これまで何人か韓国の男性と付き合いましたが、だいたいが負けず嫌いで、ぐいぐい引っ張りたいタイプの男性も多かった。

 今の夫のジョンウオンくらいですよ。甘えてくるのは。まあ、稼がないししょうもないウソばっかりつくんですけど

シギョン「稼がないでウソをつくなんて、“ジゴク”ですね(笑)。でもそれは、日本特有の“謙遜”でしょう? こうやって何度も話をするくらいだから、本当は好きでしょう」

志麻子「もちろん可愛いですよ……。でも、もうちょっとしっかりしてほしい。私のこの気持ちを、ソンさんに歌にして歌ってほしいわー。

 でもソンさんて、日本女性が韓国男性に惹かれるポイントでもある、強気でグイグイ来るタイプの男らしさと真逆の魅力がありますよね。包み込んでくれるような、優しいお兄さんな感じ。歌詞もそうですね。私世代の日本女性たちが10代の頃読んでいた少女漫画に出てくる、憧れの彼みたい」