小澤廉のコメント

 B2takes!を辞めるということを発表したときは、まだまったく実感がなかったのですが、いまとても強く感じています。「辞めたくない!」という気持ちや、いま卒業することが正解なのかという悩みの気持ちが駆け巡っていますね。

 でも、この決断を正解だったんだと思えるのは、僕の今後の活動次第だと思います。これまで支えてくれたB2takes!のみんなに応えるためにも。

 B2takes!の活動を辞めることは、2年くらい前から考えていたことでした。その頃から俳優の仕事が増えてきて、新曲のレッスンが僕に合わせて夜中になったりするのもみんなに申し訳なかったし、両立するのが体力的にも辛くなってきてしまって。倒れたら、もっと多くの人に迷惑をかけてしまいますから……。そんな理由で、脱退の意思は当時から社長やマネージャーにそれとなく伝えてはいました。

 でも、僕もB2takes!の活動は楽しくて大好きだったから、「このライブが終わったら」「B2takes!に大きな仕事が決まったら」と、(B2takes!からの卒業を)本格的に考えるのを先延ばしにし続けてしまいました。

 僕たちの目標のひとつにメジャーデビューがあったのですが、9月にかないました。それが、今回の決心のきっかけの一つでもあります。「もう、僕がいなくても大丈夫だ」って。

 卒業の意思をみんなに伝えたとき、全員号泣していましたね。「辞めないでくれ」って。でも、みんな最後は僕の決意を分かってくれました。

 僕はもともと俳優になりたくて芸能界に入ったので、B2takes!の活動は大好きだけど、どちらもおろそかにしてはいけないと思ってもいました。

 ならば、自分の目標を、男として貫こうと思ったんです。

 そうはいっても、今でも辛くてたまらないし、まだ怖いです。僕には俳優の仕事で辛かったことがあっても、B2takes!というホームに帰ると、「廉くん~」って、仲間が待っていてくれたから。

 みんな本当に仲がよくて、B2takes!の公演にお客さんがほとんどいなかった時代から頑張ってきているので、本音で話し合えるんです。ダメなものはダメってはっきり言い合える、本当の仲間ですね。

 一番思い出に残っているのは、PV撮影でみんなで沖縄に行ったことですね。3日で2曲分撮影するという、ものすごくスケジュールがパツパツだったんだけど、ずーっと笑って過ごせたんですよ。人生の宝物になっていますね。本当に楽しかった。

 でも、そんなみんなのためにも、甘えを捨てて、がんばるしかないな、と。

 B2takes!では、僕はこれから元メンバーになってしまうけれど、それでも部外者にはなりたくない。これからも喜びも辛さも共有できたらと思っています。

■12月21日「B2takes! 6周年ワンマンLIVE / RED LAST LIVE」セットリスト

第1部
1. IBUKI~きみのそばで~
2. ギリギリ☆ファインディングマン
3. Not Alone
4. モヤモヤLOVER
5. AKUBI
6. HANABI
7. Mr.Boy
8. 好きって言おう
9. Shananaここにおいで
10. ブラン・ニュー・アニバーサリー

第2部
1. MARIA
2. Mr.Boy
3. again
4. TO・SO・HAN part2
5. Not Alone
6. AKUBI
7. ブラン・ニュー・アニバーサリー
8. HIKARI
9. モヤモヤLOVER
10. IBUKI~きみのそばで~