この会見から約1か月半がたった1月22日、ついに圭さんが動いた─。

「元婚約者との金銭トラブルに至った経緯を説明する文書を公表したのです。しかし、内容はトラブルになった経緯を記載してあるだけで、解決に至ったというものではなく、記者たちは拍子抜けしていましたよ」(ワイドショーデスク)

 宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、この文書に対して次のような感想を持ったという。

「そもそも、借金トラブルが報じられて1年以上がたちますが、これまで小室さん側はまったくアクションを起こしていませんでした。昨年11月の秋篠宮殿下の記者会見でのご発言があり、まずは第一段階の“説明"ということで文書を出したのでしょう。

 しかし、殿下は多くの人に喜んでもらう状況になることまでを求めておられます。この文書が出ただけでは、そこまでは無理でしょう」

小室さんFAXに改めて反論

 竹田さんは、この文書に首をかしげる。

「最初に『週刊女性』で報じられてから、1年以上も小室さんは沈黙し続けていました。それはいったい、どういうつもりだったのか。今回の文書も一般的に考えたら、私と話し合って解決してから公表するべきだと思います」

 文書内容の事実関係に対しても、竹田さんは反論する。

「私が婚約解消を申し出た際に、貸していたお金に関して佳代さんが“清算させていただきたい"と申し出たとありますが、そんな言葉を聞いた覚えはありません。

 佳代さんからの電話で“月に1万~2万円ずつしか返せません"と言われ、それだと途方もない年月がかかってしまうので“考え直してください"と言ったのです。

 文書に私が“返してもらうつもりはなかった"と言ったと書かれていますが、そのような覚えはありません。ただ、小室家の経済状況が厳しいことは知っていたので、“金額については考慮します"とは言いました」

 婚約解消の理由を話さなかったことについて、竹田さんはこう述懐する。

「確かに、婚約解消時にその理由は申し上げませんでした。しかし、婚約してから2年間、結婚の準備はおろか、私が運転する車をタクシーがわりにされたり、3人でいても疎外感があったことも関係を解消しようと思った理由です。

 あるとき、ふたりがウチに来た際に、婚約解消を申し出ました。ただ、まだ20歳前後の圭くんを傷つけたくなくて、金銭が理由だとは言えなかった。そのとき、佳代さんはあっさりと受け入れていましたよ。正直、引き止められると思っていたので、肩透かしを食らった感じでした」

 圭さんの“お気持ち文書"には、竹田さんと食い違う部分も多いが、公表された同日、竹田さんの自宅に佳代さんの代理人から「書留」が届いた。同封されていた文書には、

「過去の経緯などについて、双方で行き違いがあるのならば、解消したい。直接お会いして、ご意見を承りたいので、ご検討していただきたい。ただし、依頼人との直接のやりとりは避けてほしい」

 といった内容が記されていたという。