「僕自身は、女性に振り回されるほうが好き(笑)」

 今作でも十分カッコよかったと伝えると、「本当ですか?(笑)」とテレる。

 初共演となった中条あやみ演じる美雪に徐々に惹かれていく悠輔をどう感じたか聞くと、

登坂広臣 撮影/廣瀬靖士
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「美雪が天真爛漫な明るい笑顔でいても、どこか裏にある孤独や、陰の部分を悠輔は感じている。そこを好きになったわけではないんですけど、彼女には何かがあると感じているんです。

 それは、彼自身にも葛藤があるからこそ感じ取れること。“めちゃくちゃ振り回される。なんだよ”とも思うんですが、ふとした彼女の表情に引っかかりを覚えて、でも、その理由がわからなくて自分自身に腹を立てて。そんなふうに彼女への気持ちが募っていくことで惹かれていったんだと思います」

 彼氏ができたらやってみたかったことを実践していく美雪に振り回される悠輔。だが、意外にも登坂は……。

僕自身は、振り回されるほうが好き(笑)。一生、女性の尻に敷かれていたいです。男って、女性に手のひらの上で転がされているほうが幸せだと思います。自分が引っ張っているつもりだけど、実は、女性が“はいはい”って転がしてくれているほうが。女性って、強いじゃないですか、その強さがあるから、男の人を立てる優しさがあると思う。そういう女性と一緒にいるほうが、絶対に幸せですよ。

 自分のカッコ悪さ、ダサさを全部さらけ出すことができて、すべてを押し殺してでもその人を思って行動できる。そんなふうに純粋に愛することができる人に出会えたらいいですね

 まさにその純愛を描いたのが今作。

「最近、これだけの純愛物語って、あまりないかもしれないと思うくらいのストレートな恋愛物語だと思います。ただ、それだけではなくて、美雪へのお母さんの愛情だったり、さまざまな愛が描かれているので、きっと何かを感じ取っていただけると思っています」

 そう語る登坂に、もし、美雪のように残された時間があと1年しかなかったら、何がしたいかを聞くと、

「やりたいことを全部。ライブもしたいですし、身体のことを気にしないで暴飲暴食も(笑)。日ごろは、撮影やツアーがあるので、気をつけてはいます。

 どちらかというと、そこまで追い込まないタイプですけど、そういうものから解放して、夜中のラーメンも食べたいと思ったら食べるとか(笑)。あと、温暖化で水没してしまうと言われているモルディブに行ってみたいので、そこで過ごすのもいいですね」