Hey! Say! JUMPは、結成時から圧倒的な人気をほこる山田涼介をはじめ、その身長から“ちびーず”と呼ばれる知念侑李、有岡大貴など、小柄で少年的なキラキラさが魅力となるメンバーが、人気を引っ張るグループであった。

「JUMPは“子どもっぽいグループ”という印象が強いですが、クールさを求めるファンはグループ内でいうと、大人っぽくてセクシーな高木くんにハマる傾向にあります」

 とはいえ、素の高木は、そんなイメージとは真逆のキャラだったりもする。前出のテレビ誌記者が言う。

「けっこうヘタレなところがあったり、ちょっと天然なところもある。そして、お母さんのことを『ママ』と呼び、『ママのおにぎり(おかか味)』が好きだったり、野菜のことをなんでも『サラダ』と言うなど、見た目とのギャップ感が愛されています。そんなこともあり、番組内でオネエ疑惑がもたれるほど(笑)」

 社交性があり、サーフィンが趣味。ジャニーズ以外の芸能人や、一般人の友だちも多いと言う。

「その一方で、一時期はグループ内の居心地が悪かったのか、楽屋などで1人行動することが多かったようです。でも最近は、メンバーから『誰よりもJUMP愛が強い』と言われるなど、どこかで意識が変わったのだと思います」(テレビ誌記者)

 デビュー間もない頃に出演したドラマ『ごくせん』では、その演技のたどたどしさが、ある意味、神がかっているとネット上で「神演技」「高木神」「ネ申」という嬉しくない呼び名もあったが、

「その後、経験を重ねたことで、いい味の演技ができるようになりました。昨年の舞台の評価も高かった。もう彼を、『ネ申』なんていう人はいないでしょう。

 Hey! Say! JUMPは、初期の山田くん一強の時代から、伊野尾くんが大学卒業以降、一気にトップクラスに駆け上がっていった。もともと人気のある知念くん、有岡くんに続き、人気ドラマでの経験を活かして中島くんも実力をつけてきた。

 その陰で少し控えめだった高木くんでしたが、大人の魅力あふれる今回のヌードをきっかけに、新たなJUMPファンを生む可能性が高いですね」(芸能ジャーナリスト)

 高木雄也ーー。新元号を迎えるHey! Say! JUMPの秘密兵器となりそうな予感だ。

<取材・文/渋谷恭太郎>