容疑者が送りつけた裸の写真はどこで入手したのか。

「ネット上から拾ったものか、自分で撮ったものかはまだわかっていません。自分で撮影したのであれば、これもまた犯罪ですから現在、捜査中です」(前出の捜査関係者)

学校と教育委員会は塩対応

 似た手口の犯行は昨年11月にも発覚している(週刊女性'18年12月11日号で既報)。茨城県守谷市の男性小学校講師(当時22)がスマホアプリ「ポケコロ」を使って、やはり小6女児になりすまし、「胸が少し膨らんできちゃった」「毛がはえてきた」などと発育の相談をするふりをして、東京都内の小4女児に乳房や陰部の写真を撮影させ、それをスマホに送信させている。

 近藤容疑者の犯行は、この事件が報道されてから約1か月後にあたる。小学校教諭だから子どもが使うアプリはよく知っているだろうし、職業柄、子どもとのコミュニケーションもお手のものだろう。ロリコン性欲を満たそうとして、犯行手口を模倣した可能性は否定できない。

 近藤容疑者が勤務する桜台小学校を訪問すると、

「取材はすべて教育委員会が窓口になっております。こちらとしては話したくないので」

 と校長。監督責任をまったく感じていない様子だった。しかたなく、伊勢原市の教育委員会に取材を申し込むと、

「当該教員はいたってまじめで、これまではまったく問題がなかったと聞いておりますので非常に残念です」(市教委担当者)

 と、これまた他人事のような口ぶり。

 さらに、事件について児童・保護者に説明会を開いたかどうかや、在校児童への被害アンケート調査などをする意向があるかどうかについても「すべて答えない方針」(前出の担当者)という。

「児童さんたちに動揺などの影響が考えられますので。児童さんの今後を考えて、最善の努力をしていくつもりです」(同)と逃げの一手だった。

 どうやら報道機関のチェックは受けたくない様子。校内に被害者はいないと断言できるのだろうか。