年の差婚を可能にする方法とは?

 お見合い相手を選ぶときに、多くの男性は年齢だけでなく女性の見た目にもこだわります。女性は、年齢、見た目に加えて年収にもこだわります。うんと高い年収はいらないけれど、平均よりも上回る年収の男性を求めるのです。

 なので、年の差婚の可能性を広げたいなら、男性の場合は固執するのは年齢だけにして、見た目にはこだわらない。女性の場合も固執するのは年齢だけにして、見た目や年収にこだわらないようにする。そうすれば年の差婚の可能性を広げることができます。

「いやいやいや、結婚してひとつ屋根の下に暮らすのだから、見た目や年収は譲れないでしょう」

 こうおっしゃるなら、ご自身の力でお相手を獲得することを考えてください。コミ力を磨いて、ぜひ婚活パーティへの参加をお勧めします。

 昨年の3月、私の相談所の31歳男性、和夫(仮名)さんが、ある婚活パーティに参加をして39歳の女性、響子さん(仮名)とマッチングしました。そのパーティは年齢を公表しないパーティだったので、翌日、女性のお仲人さんから電話がかかってきました。

「プロフィールをみたら、ウチの女性は8歳も年上でしょう? マッチングしてますけど、お断りしていただいてもいいですよ」

 そのことを伝えると、和夫さんは言いました。

「8歳上だというのは知っていましたよ。パーティで話をしたときに、お互いの年齢を明かしたので。僕は、年上でも全然、気にしません。とにかく話をしていて楽しかったし、よく笑う元気な女性だったので、これからもお付き合いしてみたいなと思っています」

 そして、この2人はなんと3か月後には、結婚を決めたのです。

 2年くらい前の横浜で開かれたパーティでは、57歳の女性と47歳の男性がカップリングして結婚したという話も聞きました。

 また、前出の年収4000万円、54歳の男性は、男性の職業が医者限定というパーティに参加し、34歳の女性とカップリングして、もうじき婚約しそうな勢いです。

 プロフィールだけですと、そこに記述されていることがその方のすべての情報となります。しかし、パーティで直接お会いしてお人柄のよさに触れると、年齢、年収、見た目などの条件など気にならなくなることもあるのです。

 年の差婚を希望しているなら、まず磨くべきはコミュニケーション能力なのですよ。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/