メンヘラ女の真のすごさとは

 もし周囲にメンヘラ女がいたとして、あなたがメンヘラでない自覚があるのなら、悪いこと言わないので関わらないことをおすすめします。

 困っている人に手を差しのべたくなるのが人情でしょう。しかし、男性の場合、ついうっかり関係を持ってしまうと、「結婚して」「奥さんとは別れて」と後に引けない事態に陥るかもしれません。

 女性の場合、諭すような気持ちでメンヘラ女に付き合ってあげると、あなたのストレスが倍増され、逆に睡眠時間が削られます(メンヘラ女は体力があるので、ダメージはありません)。SNSからあなたのパートナーを見つけだし、ちょっかいを出されて、持っていかれる可能性もあります。

 メンヘラ女はもちろん悪い意味でヤバいのですが、彼女たちの真のすごさはそこではありません。うっかり関わってしまった男女のほうが、よりヤバい事態に陥ってしまうのに、メンヘラ女はケロっとしている。そこがメンヘラ女の怖さです。

 話を華原に戻しましょう。彼女の場合、実家が裕福だそうですし、事務所に所属している以上、そこからもサポートが望めるのではないでしょうか。これは100%推測ですが、メンヘラパワーと芸能人ブランドに引き寄せられて、相手の男性と結婚する日も近いでしょう。

 結婚というスタイルを取ろうと取るまいと、子どもの面倒を見てくれる人を常駐させることだけ気をつけて、元気な赤ちゃんを産んでほしいものです。


プロフィール
仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ。会社員を経てフリーライターに。『サイゾーウーマン』『週刊SPA!』『GINGER』『steady.』などにタレント論、女子アナ批評を寄稿。また、自身のブログ、ツイッターで婚活に悩む男女の相談に答えている。2015年に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)を発表し、異例の女性向け婚活本として話題に。好きな言葉は「勝てば官軍、負ければ賊軍」。