人としてどう生きるか

 2人の出会いは、今から約45年前に放送されたドラマ『時間ですよ』(TBS系)だった。

「私たちって、実は人見知りなんです。でも、私がまだ子どもだったから、構えずに希林さんと接することができたのかも。最初からベタベタで、いつも一緒にご飯に行ってましたね」

 最初は大人と子どもの付き合いだったが、付き合いが深くなると、親子のような、友達のような不思議な関係になっていった。

「“美代ちゃんはウソをつかないところがいい”って。希林さんも、私にはもちろんウソをつかないし。腹の中のことを全部言えちゃう関係でした」

 希林さんから芝居に関しては何も言われたことがなかったという浅田。だが、人としてどう生きるかについては厳しく注意されたという。

「芸能人だとチヤホヤされることもあります。買い物に行くときには、マネージャーさんや付き人を連れていくとか。

 でも、そういうのは絶対ダメって。あと、部屋の整理をしろとか、モノを捨てろとかはよく言われました(笑)」

 希林さんにとって、浅田は2人目の娘のような存在だったのかもしれない。

ヒデキの別荘に押しかけて……

「住宅のことも言われましたね。私は子どもがいないから賃貸物件で一生過ごそうと思っていたんです。

 でも、希林さんが“あんたね、60過ぎたら簡単には貸してもらえないんだよ”って。だから住宅は買いなさいと。2人でいろんなところを内見しました」

 浅田が現在、住んでいるマンションを購入したのは希林さんの後押しがあったから。

「このマンションが建ったときから希林さんは知っていて、“すごくいいのよ”と言っていました。それで実際に見に行って、私がどうしようかなぁって迷っていたら、希林さんが“ココにしなさい!”と言って、判子も押させられて(笑)

『ぴったんこカンカン』(TBS系)で自宅を披露した(左から)浅田、安住アナ、樹木さん
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 物件を見るのが大好きだった希林さんには、こんなエピソードも。

「希林さんが、西城(秀樹)くんのバリにある別荘の物件が見たいと言い出して。私が宿泊するためのホテルを探そうとしたら、西城くんの別荘にそのまま泊まるって言うんです……。

 西城くんが“ごめん、俺さ、その日は行けないんだよね”と言うと、希林さんは“いいのいいの、来なくて。気を遣うから”って言うわけ(笑)