あきらめるも何も、“私はまだ何も残してないじゃん!”って思ったんですやることをすべてやって無理だったならわかるんですけど、そこで辞めたら絶対、後悔しか残らないだろうなと

 後悔したまま“第2の人生”を歩むなんて、自分の性格では絶対に許せない選択肢でした」

“ミュージカル、合ってるよね”

 かつてEE JUMPのメインボーカルとして活躍していたソニン。バラエティーにも出演し、過酷なロケに挑戦するなど一時はメンタルがボロボロになったことも。

 そんな紆余曲折を経て、舞台を中心に活動の場を移した彼女。才能を開花させたソニンは今、本格派女優としてステージに立ち続けている。

「“女優”と言われても、今もしっくりこないです(笑)。初めて出演したのは'07年の『スウィーニー・トッド』という作品。

 尊敬する大竹しのぶさんが出ると聞いて、オーディションを受けたのがきっかけでした。そのとき、自分ではよくわからなかったんですが、周りから“ミュージカル、合ってるよね”ってすごく言っていただいたんです」