“スポーツの秋”は皇室の方々にとっても大切な季節。テニスやスキー、山登りなどを通じて国民と交流されることで、皇室がより身近な存在になるからだ。

 毎年恒例の「国体」も始まる中、各皇族方のスポーツに関するマル秘エピソードを掘り起こしてみると―。

令和初の『国民体育大会』

「天皇・皇后両陛下は、9月28日から1泊2日の日程で、令和初の『国民体育大会』の開会式などに出席するため、茨城県を訪問されました。

 28日の開会式では、陛下がおことばを述べられ、29日には卓球の試合をご覧に。今回の移動では、菊の紋がついた皇室用の特別車両である『お召し列車』が使われました」(皇室担当記者)

『国体』は、両陛下が特に大切にされている公務“四大行幸啓”のひとつ。

 毎年、国体には各皇族方がご臨席していて、今回も10月には秋篠宮家の長女・眞子さまもフェンシングの試合をご覧になるほか、各宮家の女王殿下らも茨城に足を運ばれる予定。

 多くの皇族方が『国体』に出席される理由を、宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんに聞いた。