愛情に貪欲な女性が“純愛モンスター”と化してターゲットの男性を追い求めるサイコスリラーを2部構成で描く。高岡早紀が主演し、小池徹平、大谷亮平がターゲットになるドラマの見どころとは──。

全編ヒリヒリ、緊張感!

 純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公・リカの愛情への渇望を描くサイコスリラー。原作は、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞したベストセラー、五十嵐貴久の『リカ』(フジテレビ系 土曜夜11時40分~)シリーズ。

 今作ではリカが周囲を破滅に追い込んでいくエピソードを2部構成でドラマ化。主演は高岡早紀。リカがターゲットにする男性は、1部の大矢役に小池徹平、2部の本間役を大谷亮平がそれぞれ演じる。

目的のためなら手段を選ばないリカ、純愛モンスターが暗躍する物語。なので、ジャンルは謎解きなどのミステリーではなく、サイコスリラーとしていますほっこりシーンは皆無、全編ヒリヒリ、緊張感のあるシーンだけで作っていきたいと思っております!

 と、制作する東海テレビの河角直樹プロデューサー。高岡、小池、大谷のキャスティングについては、こう語る。

「リカは単なる殺人鬼ではありません。やっていることは常軌を逸しているけれど、彼女にしてみれば“ターゲット”への愛を貫くため。とても純粋な気持ちで、悪意はないんです。だからこそ“怖いでしょう?”という誇張表現ではなく、リカの内面をじわじわ感じさせることができる実力のある方にと、高岡さんにお願いしました。

 1部のターゲットは、視聴者の方に襲われる人間の恐怖心を伝える役割。“永遠のベビーフェイス”として幅広い年齢層に好感度の高い小池さんにぜひ、と思いました。

 小池さんとは違った男っぽさが魅力の大谷さんには、視聴者の方がカッコいいと思う男が襲われるところを演じていただきたいと思いました」