衝撃の“アッキー枠”の可能性

 例えば、昭恵夫人が校長を務め5年前に開校した「UZU(うず)の学校」に講師として招いた人物のほか、名誉会長を務めるスキーイベントの実行委員、さらに趣味の酒造仲間ら。それぞれどのような功績があったのかわからないが、昭恵夫人とつながりがあって2年前に参加した会社役員の男性はSNS上で、

《安倍昭恵さん、お招きありがとうございました!》

 と、個人的なお礼まで述べている。

 招待状はすべて安倍首相の名前で内閣府から送られ、招待理由などは書いていない。

 つまり、昭恵夫人とのコネ以外に招かれる心当たりがないのだろう。

 森友問題に絡んで昭恵夫人は「私人」と閣議決定されており、一私人が国家の功労者の人選に関わるのは問題だ。

 それにしても、なぜ、ここまで招待者が膨れ上がったのか─。

 政治評論家の有馬晴海氏は、

「新宿御苑はキャパシティーが広く、立食形式でイスなどを用意する必要もないから無制限に増えたのでは。消費税を上げる財源不足の中、税金を使ってまで再来年以降に再開する必要はあるだろうか

 と疑問を投げかける。

 “アッキー枠”が、さらに暴露されれば第二のモリカケ問題にもなりかねない。

 公私混同ぶりは、夫唱婦随といえそうだ。