年末に日本テレビ系で放送される女芸人No.1を決める『THE W』(決勝12月9日20時~)は過去、徳井が司会を務めてきたが、その代りをフットボールアワーの後藤輝基(45)が埋める。

 レギュラー出演していた日本テレビ系『今夜くらべてみました』の徳井のイスには、今田耕司(53)が仮に着座している。

 TBS系ドラマ『ダブルベッド』(木曜23時56分~)では、ブラックマヨネーズの小杉竜一(46)が、代役を務める。

「つい最近も、徳井がMCを務めるTBSの『人生最高レストラン』のMCを、極楽とんぼの加藤浩次が後任として担当すると報じられましたが、テレビ局側は否定しました。でも、あくまでも『現段階では』とエクスキューズつきです。おそらく加藤で決まり。ただそうなると、徳井枠をすべて吉本が肩代わりすることになり、そのことに世間がどう反応するのかを見極めている感じです」(前出・スポーツ紙放送担当記者)

出演料はきっちりと

 俳優や女優が不祥事を起こしても、同じ事務所の所属俳優や女優が尻ぬぐいするケースは珍しい。少し前、クスリ疑惑を報じられ芸能界を引退した俳優Nの場合、別の所属事務所の俳優Wが代役を務めた。不倫報道でNHK大河を女優の斎藤由貴が降板した際の代役は、別の事務所に所属する南野陽子だった。

「同じ事務所に同等の俳優・女優がいないことが一番のネックですが、代役は大抵、ほかの事務所から出る。同じ事務所は、お騒がせのお詫びの意味も込め、うちの誰を使ってください、とは言いにくい。

 徳井のようにバラエティーの司会であれば、吉本には同クラスのタレントがたくさんいますから、いくらでも穴埋めできる。結果、不祥事で降板しても、いつの間にか吉本芸人が後釜に収まって、一件落着となるのです」(前出・スポーツ紙放送記者)

 所属タレントの層の厚さゆえの危機対応力だが、結局、誰が代役になろうが出演料はきちんと入ってくるという強固な構図と見ることもできる。

<取材・文/薮入うらら>