ひな壇よりもロケ向き

 近年のバラエティーは、ロケやひな壇トークが主流だが、

「たぶん彼らは、ロケのほうがイケるのではないかと思います」と、前出の放送作家は言う。

「今回のネタから判断すると、ボケだけでは成立しないし、ツッコミだけも成立しない笑いですよね。両者のバランスありきなので、ひな壇に座ってMCからのツッコミで面白くなるかは、また別の話だと思います。でも、ふたりが“スキ”を見せれば、イケるかもしれません」

 一方、ロケ番組の場合はふたりだけの世界でウケを成立させることができるぶん、向いているのではないかと読み解く。

「コーンフレークや最中じゃなくても、食べ物があれば、ネタとからめてあの感じを生み出すことができると思います。商品名を連呼して、“面白い!”となれば、いろんな企業からCMのお願いがくるかもしれません」

 一昨年のM-1王者・霜降り明星は、またたく間にお茶の間の人気者になり、ミルクボーイにも期待が集まるところだが、霜降り明星のようになれるかどうかはタイプが違うためわからないという。

「霜降り明星は異例のスピードで一気に売れましたが、過去のM-1王者である、パンクブーブーや銀シャリなどは、わかりやすく“一気に売れたなぁ”とはならず、ジワジワ売れていくパターンも珍しくありません。ネタが面白いことと、テレビのバラエティーでの爆発的なブレイクはタイプが違いますからね。そこは本人たち次第だと思います」

 ミルクボーイは、2020年のバラエティー界の台風の目になれるだろうか。

<取材・文/渋谷恭太郎>