夏暑く、冬暖かい1年になるか

 夏には東京五輪がある。涼しい夏になればいいが……。

「現時点の資料を見る限り、太平洋の海水温の変化傾向などから'20年の夏も猛暑になる可能性は高いと思います。

 例年、暑さのピークは梅雨明け後の10〜14日間。関東地方の梅雨明けは平年なら7月21日ごろですので、7月24日に開会式を迎える東京五輪にドンピシャであたる可能性がある。梅雨明けがいつになるかが、ポイントです」

 こうした台風猛暑にどう対処すればいいのだろうか。

「自分は被害に遭わないとか、熱中症にならないと思い込まず、“もしかしたら自分も……”と考えるようにしましょう。天気予報は気象衛星ひまわりの進化などもあり、昔より精度が高くなっています。予報を把握して、自分が危ないと思っているよりも少し手前で線を引いて対策をしてください」

 ほかにも、気象災害で心配していることがあるという。

「暖冬傾向で全国的に雪不足になりそうです。雪が少ないと春には水不足が心配です。

 また関東では1月〜2月初めにかけて大雪が降るリスクが高い。近海の海水温が平年より2度も高く、雪や雨を降らせる南岸低気圧が海上の水蒸気を巻き込みそうです。低気圧の発達具合、進む位置によっては雨かもしれませんが、寒気が流れ込むタイミングが重なるなど悪条件がそろえば大雪のおそれがあります」

 備えは万全に!


ほうらい・だいすけ 気象予報士・防災士。兵庫県明石市出身。2011年から読売テレビの気象キャスターを務め、『情報ライブ ミヤネ屋』などにレギュラー出演中。著書に『空がおしえてくれること』(幻冬舎)、『気象予報士・蓬莱さんのへぇ~がいっぱい! クレヨン天気ずかん』(主婦と生活社)