化粧品開発に歌手活動も行う現在

 帰国後は舞台を中心に活動していたが、'13年に所属していた事務所を退社。そこからは、表舞台から姿を消してしまったように見える。

 実はその後、化粧品を販売する会社『WOORELL株式会社』を立ち上げていた。なぜ、起業しようと思ったのかというと、

「20代後半からセカンドキャリアを作りたいと考えていました。芸能活動に加えて、ほかの仕事もやりたかったんです。ただ、事務所に所属しながらだと、なかなかほかの仕事はできませんからね」

 もともと、脳や身体のことに興味があり、漠然とそうした仕事に関わりたいと思っていたという。化粧品の会社を立ち上げたのにはこんなきっかけが。

「それまで全然、肌が荒れたことがなかったのに、25歳くらいから突然荒れるようになってしまったんです。

 化粧品関係の仕事をしていた知り合いに自然由来の化粧品をすすめられましたが、自然派でありながらアンチエイジングもできるものを探すのは大変でした。それなら、自分で作ってみようと思ったんです」

 一方、本業である芸能活動では、'18年に30周年を記念したライブを行い、昨年12月17日にはデジタルシングル『ビュリホー ビュリホー』をリリースするなど、歌手活動も再開。そこには、こんな舞台裏が。

「30周年記念ライブに、以前所属していたレコード会社のディレクターとマネージャーがお忍びで来ていたんです。後日、10年ぶりくらいに彼らと食事に行って、昔話で盛り上がりました。昔、レコーディングした曲の中に、現場で絶賛されていたものの、いろいろな事情があり、世に出せなかった曲がありました。

 当時のマネージャーたちと話した結果、ボツになった曲をもう1度作ることになったんです。今は、CDを売るのではなく配信する時代なので、昔よりもっと気楽に音楽に向き合うようすすめられました。でも、久しぶりに歌ったので、当時の歌い方によせるのが大変でしたね(笑)」

 最後に、今後の目標について聞いてみた。

「ゲッターズ飯田さんの占いによると、私は3つのことが同時にできる星だそうです。実際、私はひとつのことに限定せず、いろいろなことをやりたいタイプ。

 いまの時代、起業したり、ものを作ったり、YouTubeで音楽を作るなど、やろうと思えばいろいろなことができます。すごくすてきな時代だと思うので、これからも多くのことに挑戦していきたいですね」