旬の人物にスポットを当て、素顔に迫るトーク番組『A-Studio』(TBS系)が4月3日から『A-Studio+」にリニューアル。これまで注目の美女が務めてきた“MC枠”には、Kis-My-Ft2藤ヶ谷太輔(32)が起用されることが発表された。

'09年にスタートし、SHELLYさんや本田翼さん、波瑠さんや上白石萌歌さんなどブレイク間近の美女を起用することから、『女性タレントの登竜門』と業界では言われていました。10年以上続いた美女枠を廃止し、ジャニーズの藤ヶ谷さんを起用したのはテレビ局側の切実な事情があるんです」(芸能プロ関係者)

“ジャニーズ”起用の裏事情とは

 これまで視聴率といえばビデオリサーチ社が調査している『世帯視聴率』を指していたが、今春から同社による『個人視聴率』の調査を全国で拡充。それにより、今後は個人視聴率が重視されていく可能性が高いという。

「SNSで積極的に発言し、商品の購買に繋がるF1(20~34歳の女性)、F2(35~49歳の女性)層の個人視聴率が今後は特に重要視されるようになります。そのため、今年に入ってから各局、女性や若い視聴者にウケる人をキャスティングするよう番組スタッフに指示が出ている状況です。『A-Studio』も女性ウケを意識してMCにイケメンを起用するとは聞いていましたが、ジャニーズを使うあたり本気度が伝わってきますね」(制作会社ディレクター)

 ジャニーズの中でも藤ヶ谷が起用された理由はそのトーク力にあると、取材経験のあるテレビ誌編集者は語る。

Kis-My-Ft2のMC担当は北山宏光くんというイメージですが、関係者やファンの間では北山くん以上に実はアドリブ力があるのは藤ヶ谷くんというのが定説。今回も、昨年8月にゲスト出演した際の頭の回転の早さや話を引き出すスキルの高さを買われての起用だそうです

 横浜流星など若手イケメンが続々とブレイクしているが、何故ジャニーズに白羽の矢が立ったのだろうか?

「女性視聴者を取り込むとなると、すでに熱狂的なファンを多数抱えるジャニーズ事務所は無視できません。最近はSNSでの盛り上がりも加えた“視聴熱”を重視するスポンサーも多いですから。

 また業界では“ジャニーズ枠”という言葉があるように、1度ジャニーズのタレントを起用すると“その枠は他事務所のタレントを使うのはご法度”というのが業界の暗黙のルール。『A-Studio』での鶴瓶さんの“相方”は毎年変わるはずなので、来年以降はSixTONESやSnow Manといった売り出し中の若手ジャニーズが起用される可能性が高そうですね」(広告代理店関係者)

 藤ヶ谷は番組の起爆剤となれるのか!?