女性のライフステージ別に夫や子どもへの愛情がどう変わるのかを調査した『女性の愛情曲線』。独身期は仕事や趣味などの割合が高いが、結婚を機に夫が1位に。だが、出産すると子どもが断トツでトップとなる。

夫婦関係を再構築するいいタイミングは?

「ある脳外科の先生が“女性は出産すると子どもを守るために脳の形が変わるほどの変化をする”と言っていました。だから夫のことなんてどうでもよくなる人も。ここでセックスレスに陥る人がほとんどです」

 そう話すのは、恋愛コンサルタントで男女の関係を心理学の視点からも分析する山本早織さん。グラフを見ていくと“回復グループ”は夫への愛情が徐々に上がっていき、子どもの高校入学時には子どもと夫の割合が近づいている。

出典:東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長渥美由喜著『夫婦の愛情曲線の変遷』

「女性の精神状態が安定してくるのが、子どもの手がかからなくなる時期。また、改めて夫婦関係をつくるには、いいタイミングといえるでしょう」(以下、山本さん)

 ちなみに、“低迷グループ”は夫への愛情はいっさい戻っていない。“子どもが乳幼児期に夫が子育てに協力的ではなかった”女性たちのグループだ。

「女性は男性より前頭葉が発達していて、記憶力がすごくいいんです。産前・産後に受けた夫からの仕打ちは一生、忘れませんからね

 低迷グループはもちろん、回復グループの女性でも“もうしなくていい”という声がかなり多いが──。

「私は女性にセックスは必要だと考えています。よりよい人間関係を築くための心理学『選択理論心理学』では、人間の欲求は“共存” “愛・所属” “力” “自由” “楽しみ”の5つがあるとしています。このすべてが満たされると人間は幸せを感じます。その中で、“愛・所属”がセックスで満たされる欲求なんです」

 セックスなしでは、完全な幸せは得られない?