《徘徊等に備えた見守りサービス》
利用料無料

 東京都立川市では、慢性疾患のあるひとり暮らしの高齢者世帯に、緊急通報システムを無料で設置してくれる。認知症の高齢者などで、徘徊行動が見られる人を介護している家庭に、被介護者の発見に役立つGPS端末をレンタルしてくれるのは神奈川県茅ヶ崎市。月の利用料は550円。

届け出先:東京都立川市、神奈川県茅ヶ崎市

《介護サービスの支払いがかさんだら》
限度額を超えた金額

 高額療養費制度の介護版といえるもの。世帯内に住民税を課税されている人がいる場合は、世帯で1か月当たりの介護負担上限は4万4400円で、これを超えた分を、介護保険窓口に申請することで、還付を受けることができる。

届け出先:市区町村の介護保険窓口

子ども関係で「もらえるお金」

 子育てに必要なあれこれのほか、勉強にともなう授業料など、子育てには多くの費用がかかる。見逃せない制度をまとめた。

《私立高校の授業料を支援》
最大20万円

 公立高校の授業料は実質、無償化されているが、私立高校に通う場合は、「私立高等学校等授業料軽減助成金」といった自治体が支援する助成制度がある。所得の高低差で助成金が変わるが、大阪府では年収590万円以内だと、授業料は無償。

届け出先:市区町村

《チャイルドシートが半額に》
2万円
 ※石川県能美郡川北町の場合

 6歳未満の乳幼児をもつ保護者が対象。補助内容は自治体によって大きく異なるが、おおむね購入金額の半額から数千円を助成してくれる。助成金以外にチャイルドシートの貸し出し支援を行っている市区町村も。購入前の事前申請が必要。

届け出先:市区町村

《子育て支援パスポート》
割引やサービスが全国で

 対象となる家庭は、未就学児~18歳未満、妊婦を含むなど、自治体によって条件が異なるが、協賛店や施設で「子育て支援パスポート」のカードを提示すると割引やサービスが受けられる。

届け出先:自治体により異なる、ダウンロード可能な都道府県も

※サービスは全国で展開されている。利用できる協賛店舗は、このロゴマークのステッカーが貼られていることが多いので目印に。日常生活のほか、旅行や帰省の際にも利用できる。