ありのままを綴った
名刺がわりの写真集

 すべてをさらけ出した写真同様、エッセイでも包み隠さずアーティストを志した理由や、デビューまでの道のり、メンバーへの思い、俳優業についてと、過去、現在、未来の思いを綴っている。まるで、川村が目の前で語ってくれているようだ。

「うれしいです。本当に、そのくらいの距離感の作品にしたかったので。話し上手とは言われませんが(笑)、伝えることは好きです。表現することが。今回、かなり自分のことを深く掘り下げたので、川村壱馬という人物を知っていただける、名刺がわりになる作品になっていると思います。メンバーに見てもらうのは、少しテレがありますけど」

 次は、文章を書くことにも挑戦してみたいと語る。今回、恋愛観や結婚についても触れていることに驚いたと話すと、

ファーストフォトエッセイ『SINCERE』より 
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「ひけらかすわけではないんですけど、お話しするぶんには、まったく抵抗はないです。嘘じゃないですから。常に思っていることが、説得力のある生き方をしたいということ。一途に、表裏がなく、誠実でいたい。もちろん、例えば、表裏がないということを100%実行することは難しいと思います。でも、意識して向き合える人間でいたい。

 説得力のある生き方をして、影響力のある人間になって、よりよい世界にしていきたい大きな目標があります。後世に何か残せたらいいなという思いが。そこにたどり着くまでに、RAMPAGEでドームツアーを成功させたいというものもありますけど」

 熱く語る。そんな彼が爆笑したのが、このフォトエッセイを川村から渡された女性が恋愛観の項目を読んだときに“もしかして、プロポーズ?”と思うかもしれませんねと伝えたとき。

「そうか、新しい観点をいただきました(笑)。確かに“ここの項目を読んで”って渡したら、プロポーズになるかもしれないですね。でも、言う相手がいないです(笑)。出会いたいですけど、いまは仕事一色なので」

【写真集裏話】
Q:写真集でお気に入りのカットは?

A:海辺で撮影したもので、自分が背景に溶け込んでしまいそうなカットです。カメラマンさんから「こんなこと、めったにないよ。もってるな」と言われたくらいの素晴らしい夕陽で。海面が鏡みたいに空を写していたり、アートのような写真が撮れたと思っています。

Q:自分でも「こんな顔するんだ!?」と驚いたものは?

A:白いシャツにブラウンのベストを着て、ウイスキーグラスを持っているあたりの写真です。30代の俳優さんのようにも見えて(笑)。あと、街中でスーツケースを引いているカットを見たときは、自分の一途な性格にいちばん影響を与えてくれた母方の祖父に似ていると思って、ちょっとうれしかったです(笑)。撮影とは関係ないのですが、滞在中いちばん驚いたことはカリフォルニア産のウニが衝撃的においしかったこと(笑)。

Q:料理姿を撮影した意味とは?

A:ファンの方に向けてやっているブログがあるんですが、そこで、本当の理由はふせて、僕が料理をするとしたら、何を作っているところが見たいかアイデアを募ったんです。そのとき、いちばん意見が多かった料理を作っているところを撮影してもらいました。みなさんと一緒に作った作品にしたかったので。

Q 最近、始めたことは?
A:毎朝、水を500ミリリットルくらい飲んでいます。そうやって、身体を起こすといいらしくて。あとは、ベッドメイクですかね。起きたら、すぐにやるようにしています。ジンクスのようなものはあまり好きではないんですが、成功された人に、起きてすぐにベッドメイクされている方が多いというのを知って始めました。

Q THE RAMPAGEとして、有料配信ライブ『LIVE×ONLINE』を7月8日に配信。準備はどう?
A:絶賛リハーサル中です。このライブのリハで、2~3か月ぶりにRAMPAGEのメンバーみんなに会いました。やっぱり、うれしいですね。僕を含め、パーソナルスペースの狭い人間が多いのですが、いまは相手のことを思って、ソーシャルディスタンスを気にしなくちゃいけない。挨拶するにも距離をとって「おっ!」とか、みんなどこかぎこちなかったです(笑)。

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ファーストフォトエッセイ 『SINCERE』
幻冬舎刊、通常版:2400円+税
撮影/HIRO KIMURA