アイドルではなく裏方として……

“就活”も兼ねた飲み会に参加していることが報じられ、事務所が手越の芸能活動を無期限で休止すると発表すると、状況はますます悪化した。

「処分を受けた直後に、事務所から手越さんに“弁護士を入れて話し合いをしたい”と提案されたんです。彼は直接会って話すことを望んでいたそうですが、代理人を通じてしか話せない状態になってしまったんです」(前出・ワイドショー関係者)

 前倒し退所になったのにはこんな事情が。

代理人同士で話し合いを重ねて、6月初めの段階では、6月末で退所することになっていました。しかし、6月中旬にジャニーズ側から“6月19日に退所してもかまわない”と提案されたそうです。事務所側としては、辞める話が外部に漏れることを恐れたのでは。それならば、早く次の道に進んでもらったほうがいいと考えたのだと思います」(同・ワイドショー関係者)

 弁護士を立てたり、退所時期を早めた理由について、ジャニーズ事務所に問い合わせたが、「相手のある契約事でもありますので、特にお答えすることはございません」とのことだった。

 今後の活動に関しては、「歌を主軸にしたい」と話していたが、もうひとつ視野に入れていることが。

飲食店の経営やボランティアなど、実業家としての仕事です。手越さんは芸能界よりも、そうした人たちとの交流が深いんです。食事会などにも数年前から積極的に足を運び、熱心に話を聞いていました。彼らの仕事の話を聞いているうちに、“今までの経験を生かして、裏方の仕事をしたい”と思うようになったといいます」(手越の知人)

 20年近くアイドルを続けていた彼が、なぜ裏方の道に憧れたのだろうか。

「手越さんは、“目の前の人を幸せにしたい”という思いが強いので、ジャニーズで活動していたときもファンと近い距離でコミュニケーションがとれるイベントを提案していたといいます。結果的に、ほとんど実現には至らなかったようですが……。自分が人の役に立っているということをダイレクトに感じるためには、アイドルでいるよりも裏方として活動したほうがいいと考えたのでしょう」(芸能プロ関係者)

 6月9日発売の週刊女性でも、手越がシングルマザーの家庭に弁当を宅配するボランティアをしていることを報じた。

「今もボランティアは続けていますよ。子ども食堂で弁当を配ったり、子どもたちにサッカー教室を開くことも考えているそうです。今後は、国内だけでなく、世界中に活動の幅を広げたいようです。すでに、英語の勉強も始めていて、着々と準備を進めていますよ」(前出・手越の知人)