高校球児、演劇部にスカウトされる

 高校は、長崎の甲子園常連校に特待生として入学。高3のときには副キャプテンを務めたが、夏は県大会ベスト8で敗退。

「母校史上、最低と言っていいような成績でした」

 その後のある日、演劇部の顧問から男性キャストが足りないからと勧誘を受ける。

特待生なのに結果を残せなかった申し訳なさと情けなさから、学校に少しでも恩返しができればと、引き受けました

 ただの助っ人のはずが、演劇の甲子園である『全国高等学校演劇大会』の九州地区大会で優勝を飾る。

その公演後に幕の前に立った瞬間、うまく言語化できない、露骨な快感に包まれて。“役者をやろう”と思いました

 すでに野球推薦で大学が決まっていた。両親とは勘当寸前までもめたが、最終的には熱意を理解してくれた。進学先に頭を下げ、現在の事務所に入った。

「中1のときに福岡でスカウトされて以来、ずっと誘い続けてくれて。ただ僕は、“いつもご苦労さまです。でも、やりませんよ”と言っていて。俳優になりたいなんて、まったく思ってなかった(笑)。

 でも、今はこの選択をしたことに後悔はないです。俳優は、作品ごとにいろんな知識を得られる。今回の一馬をやらなかったら、僕は武士のことや、当時の生活様式などに思いを馳せることはなかったと思うんです。演じるためには、考える時間がすごく必要。だからこそ、得ることがたくさんあるんです」

 涼しげな瞳をキラキラと輝かせる。役者を辞めたくなったことは1度もないという。

きっと変態なんだと思います(笑)。こんなに大変で苦しむ職業なのに。でも、それでもやりたいと思える変態さは、やっぱり大事にしたいなと思っています

 どうやら、ただのイケメン俳優ではなさそうだ。

Qどんな女性が好きですか?

僕は好きになった人が、タイプの女性。今まで好きになった女の子はボーイッシュな子もいれば、すごくふんわりした子もいたし、性格が真逆の子もいました。料理ができてもできなくても、がさつでも几帳面でも、好きになったら好き

Q女性を好きになるポイントは?

「向けられた言葉が、いつまでも僕の中で響き続けること、かな。そのくらい影響力があって、そのときに僕に必要なことを投げてくれる人。それは逆もしかり。僕がその子に対して放った言葉がいつまでも響き合って、お互いが共鳴し合える関係性がいいな」

7/17(金)スタート『大江戸もののけ物語』

7/17(金)スタート
『大江戸もののけ物語』

  新海一馬(岡田健史)は寺子屋で教鞭をとるも頼りない。ある日、廃屋で教え子のお雛(平尾菜々花)とともに不思議なまが玉に触れると、天の邪鬼(本郷奏多)が現れ……。
毎週金曜夜8時〜(NHK BSプレミアム・全5話)
その他出演/山田杏奈、森川葵、青山美郷、甲本雅裕、イッセー尾形 ほか

スタイリング/藤長祥平 ヘアメイク/宮本盛満