そして各グループのファン、特にFC会員を指す独自の“呼び名”があるのもジャニーズの“伝統”だ。例えば、嵐のファンは「アラシック」、関ジャニ∞のファンは「エイター」、NEWSならば「パーナ」という具合だ。

「メンバー6人のイニシャルから取られたKAT-TUNは、ファンは“-(ハイフン)”と呼ばれています。KinKi Kidsの“図書委員”は、かつて堂本剛がキンキのファンは“図書室にいるような子”と発したことから定着しました。Kis-My-Ft2は、北山宏光がグループ名を直訳して“俺足族”にするなど、命名したり自然発生したりとそれぞれに由来があるんですよ」(アイドル誌編集者)

木村のファンを何と呼ぶか

 会員数が100万人を超えていたというSMAPのファンは「スマヲタ」と呼ばれ、独立した香取慎吾ら3人による新しい地図のファンは「地図ヲタ」と流れを汲んでいる。では、木村拓哉FC会員の“称号”は「キムヲタ」?

「さすがに“キムヲタ”にはならないでしょう(笑)。木村さんのFCには『C&C』という名前がつきましたが、これはかつてのラジオ番組『What's UP SMAP!』での彼の呼び名である“CAPTAIN”と、リスナーである乗組員の“CREW”からきています。ずばり、ファンは“クルー”と呼ばれると思います。

 今後はコンサートチケットもFC会員の優遇措置が取られていくでしょうから、クルーはさらに増えていきますよ。まずは約16万人の有料会員が支える新しい地図に迫り、ゆくゆくはSMAP超えも視野に入っているのでは。SMAP解散後はどこか逆境に立たされていたように見えた木村さんですが、やはり唯一無二のスター。これから“逆襲”が始まりそうですね」(前出・アイドル誌編集者)

 やっちゃえ、KIMTAK。