『直撃LIVE グッディ!』メインキャスターの安藤優子は《一番のポイントは(店側が)未成年かどうかを知らなかったのか、確認したのかどうか》と断言。さらには《山下さんはものすごく清廉というか、神々しいまでに清々しいイメージがある。だから、(処分に)そのギャップもあるような気がします》と清々しいほどの擁護ぶりだった。

・テレビ朝日系

 テレビ朝日系列の番組ではさらに驚くべきことが起きていた。同日朝の『グッド! モーニング』では、

「山下と亀梨の“処分の差”に焦点を当てて、“ホテル”問題もしっかり取り上げていたのです。ところが、続く同局の『モーニングショー』、『ワイド! スクランブル』では、山下の件にいっさい触れることすらしなかったのです。この異様な構成をどう捉えるべきか(苦笑)」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

 各局の番組の目立った発言をピックアップしたが、総じて「未成年とホテル宿泊」疑惑から「未成年の飲酒」問題に“すり替えられて”いるように思える放送内容ばかりだった。やはり、各局のジャニーズへの“忖度”が働き、山下の“お持ち帰りはなかった”ことにされているのだろうか。

山下にとっての「不幸中の幸い」とは

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は「多少の“忖度”もあるのでしょうが」としながらも、別の事情があるとも解説する。

「実際に“ホテル内で起きたこと”は当人たちにしかわからないこと。そして女性は山Pに無理やり連れこまれたわけではなく、自らの足で向かい、そもそも年齢を偽って近づいたという後ろめたさもあると思います。今回の騒動では彼女自身の“生の声”がなく、そこは山Pにとって不幸中の幸いといいましょうか、文春報道でも“肉体関係”の有無は明確にされていないのです」

 今回、ジャニーズが発表した山下と亀梨の処分は、“未成年と飲食の場にいた”“コロナ禍における不適切な行動”の2点に対してで、“お持ち帰り”への処分はおろか、“行為”自体に全く触れていない。

「仮に未成年女性と“行為”をしていたとすれば、これは都の条例に反するかもしれない恐れがあります。そのため、現時点で山Pを“容疑者扱い”することはできず、“グレー”である以上、各局は慎重に扱わざるを得ないのだと思います。例えば山口達也の事件のように、女性側が被害を訴えて警察が介入していたとすればもっと踏み込んで報道していたことでしょう」(佐々木氏)

 確かに2018年2月、元TOKIOメンバーの山口達也は未成年への強制わいせつ容疑で書類送検されている。その昔、2006年に同じく未成年女性に性的暴行を働いた極楽とんぼの山本圭壱も、相手側に被害届を出されている。

「2017年1月に狩野英孝、同年6月には小出恵介がそれぞれ未成年との淫行疑惑を報じられた際には、直撃取材に対して自ら認めたり、また“被害者”から行為をバラされた経緯があります。

 しかし、今回の騒動では山下本人が“お持ち帰り”を認めたわけではなく、女性がホテルでの出来事を語っているわけでもない。現在、マスコミの後追い取材は女性サイドに向いていると言われています。仮に女性本人が口を開くようなことがあれば、山下は今度こそピンチに陥るかもしれません」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

 現在、水面下ではどんな動きがあるのだろうか。