カシオ計算機で商品開発に携わるなどした後に名古屋造形大学の講師を経て、'13年から実家のホテルを継いだ。

 妹の田原迫華氏は国内外で受賞歴を持つ著名な彫刻家で、芸術肌の兄妹だったようだ。

 社長就任後の容疑者は、'16年に熊本や大分で震災が起きた際に宿泊料金を大幅に下げて被災者を受け入れるなど、地域貢献にも取り組んできた。

容疑者の父親にも逮捕歴が

 私生活はというと、

「玄さんは名古屋から出戻りの際、鹿児島に移り住みたくない当時の妻と離婚しています。その後、指宿で佐渡島出身の女性と再婚し、昨年には赤ちゃんも生まれていました」(実家の近隣住民)

 しかし、ホテルは昔から悪評も絶えなかった……。

「15年ほど前に(父・要氏の社長時代)ホテルで働いていましたが、厨房で副料理長がタバコを吸っているなどむちゃくちゃな職場でした」(元従業員)

「30年ほど前、台風でホテルの看板などが壊れて飛んできて、近隣の家や車が破壊されたことがあります。要さんは直後に市長に当選しましたが、誠実な対応はしてもらえませんでした」(ホテルの近隣住民)

指宿を訪れた小泉純一郎総理(当時)をもてなす市長時代の要氏(右)(2004年)
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 容疑者の父親である要氏は'13年に鹿児島市内で植木を万引し、逮捕されたこともある。

 息子も息子なら、親も親ということか。妻子ある容疑者がなぜ、今回のような事件を起こしたのか。

 取材を進めると、容疑者の大学講師時代を知るという大学関係者のAさんから、驚くべき告発が─。

「彼は女好きとして有名で、セクハラの常習犯でした。学生や研究室の助手など、容姿のいい女性には手当たり次第に“彼氏はいるの?”など声をかけては口説いていましたね」