8年愛用! 山口さんのお財布、大公開

山口先生が8年愛用しているabrAsus(アブラサス)の「小さい財布」 1万1950円(税込み・編集部調べ)
山口先生が8年愛用しているabrAsus(アブラサス)の「小さい財布」 1万1950円(税込み・編集部調べ)
【写真】ミニ財布を8年愛用するお金のプロ・山口さんのお財布の中身を大公開!

 山口さんが8年愛用しているのは、abrAsus(アブラサス)の「小さい財布」1万1950円(税込み・編集部調べ)。ほぼカードと同じサイズながら、お札は収納時に折る必要がなく、コイン入れはポケット状で中が把握しやすいなど、使いやすさ抜群。淡いピンクゴールドの色合いがお気に入りだという。

 また、ミニ財布の選び方として意識すべきは(1)手になじみ、持っていて幸せを感じるか、(2)小銭が出し入れしやすいか、(3)自分に必要最低限のクレジットカードの枚数が入るか(4)気持ちがアガる好きな色か、の4点だそう。では、ここからはミニ財布で“お金が貯まるポイント”を紹介していきます。

1. 貯まるポイントカード厳選でムダ買いが減る!

 一見、お得なカードも「ポイントカードを持っているから」「会員割引があるから」と、ムダ遣いの口実になりがち。必要以上にカードを持ち歩かないことで、買いたい気持ちをクールダウン。同時に、消耗品は思いつきではなく、なくなってから買う習慣を身につければ、衝動買いを防ぐことができる。

2. 毎日出費を見直すクセがつく!

 レシートは唯一、自分の買い物を冷静に思い出させてくれるもの。捨てる前に、必ず見直しを。「コンビニで買いすぎた」など振り返ることで、本当に必要なものだったのかを改めて意識。ムダ遣いの誘惑に対し、心のストッパーになってくれる。「1か月ごとの家計の増減に一喜一憂するより、日々の買い物を見直すほうが、家計管理には大切です!」

3. 小銭を大切に使うように

 小銭入れは、油断するとすぐにいっぱいに。ミニ財布では量が入らないため、支払い時にお釣りをちょうど500円玉でもらえるようにするなど払い方に工夫が生まれる。そのまま小銭貯金にもおすすめ。「500円玉貯金はプチご褒美におすすめ。私は500円玉を貯めて、家族でお好み焼きを食べに行くのを楽しみにしています」

4. デビットカードで常に残高を意識!

 家計管理の基本は、固定費や貯金を先取りし、その残高でやりくりすること。それにはデビットカードがおすすめ。すぐに口座から使用額が引き落とされるので、残高以上は使えず、ムダ遣いもストップ! 「スマホアプリや通帳記入で残高をこまめにチェックするクセもつきますね」

5. 現金の管理がしやすい

 財布が小さいと、持ち歩く現金は必要最低限に。「現金には見えない羽が生えていると思って! ムダ遣いのいちばんの防止法は、不必要な現金を持ち歩かないこと」。ミニ財布なら、開ければ何がいくら入っているか一目瞭然。「何に使ったか覚えていないけれど、いつの間にかお金が減っている」人にこそおすすめ。

(取材・文/仲川僚子)


【PROFILE】
山口京子さん  ◎お金好きが高じ、フリーアナウンサーからファイナンシャルプランナーに。家計をトータルに見直し、“最得ルート”へと多くの人を導いている。情報サイト「All About」の家計簿・家計管理ガイド。著書に『なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術』(ダイヤモンド社)