20年以上所属した事務所から独立

 '17年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』に主演後は、単発作品への出演が続いた。ひょっとして燃え尽きていた?

「休んでないですよ! 作品への出演はちょこちょこでしたが(笑)。『おんな城主 直虎』の撮影中の'16年に会社を立ち上げたので。でも、実質は大河の撮影が終わってからでないと始動できない部分があり、それも忙しかったんです」

柴咲コウ 撮影/吉岡竜紀 
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 代表取締役・柴咲コウ。その会社は“サステイナブルで優しい服”をコンセプトにしたアパレル事業などを展開している。今年4月には、デビュー以来、20年以上所属した事務所から独立し、自らのマネージメントも自社で行うように。

「思いつきでやっているわけではなくて、ふつふつと思っていたことを少しずつ形にしている感じ。時間をかけて、いい形にしていければいいなと思っています。まだその最中ですが、楽しいですね。20年以上やっていることと、新しく始めたことがお互いにいい作用をすればいいなと思っています」

 女優業においても、自らの裁量が大きくなったのかと尋ねると、

「もともと自分で判断させてもらってはいたので(笑)。ただ、何事も間に入る人が多ければ多いほど、真意がぼやけて、つかみにくくはなると思うんです。今作でも、監督さんたちと直接やりとりができることは、ありがたいなと思っています。プロデューサーさんとかだと“あとは裏で話しましょう”ってこともきっとあると思うんですが、そこもちゃんと共有してもらえる。それは私としてはありがたいです」

 自らに責任を持ち、柴咲コウは意識高き道を突き進む──。

好きです、手仕事

「梅仕事は毎年、梅雨の時季の恒例。今年もおいしい梅干しができあがりました」

 とニッコリ。今年は特に“イチからの手作り”にハマっているという。

「お味噌もやったし。おしょうゆなどの調味料全般、豆腐など、作れるものは、何でも作ってみたい。納豆もやりたくて、ちょうどネットで納豆菌を買ったところです。私たちの体内にも常在菌がいっぱいいる。そういう菌の世界にも今、すごく興味があります」

『35歳の少女』(c)日本テレビ