第一部

限界突破の七変化 恋之介旅日記

氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
【写真】歌舞伎姿の氷川きよし、大きな拍手に「泣きました」

(1)人気役者・嵐恋之介(氷川きよし)が笛の宗家の跡目騒動を解決し、生き別れの実母と再会して2年。恋之介は一座を旗揚げ、座長として都一の人気を博していたが、役者としての新たな自分の可能性を模索していた。

氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳

(2)公家の棚橋雪平(西寄ひがし)に仕える女中が、一座に逃げ込んでくる。雪平の娘・綾姫と、次期将軍の呼び声高い松平景元との縁談が持ち上がっているが、京都所司代の黒坂播磨守が自分の娘の嫁入りをもくろみ、横やりを入れてくるのだ。

氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳

(3)「母親と兄を早くに亡くした娘には幸せになってほしい」と願う雪平。しかも兄と恋之介は瓜ふたつだという。恋之介は、綾姫を江戸にいる景元に送り届けることを決意。育ての親の嵐源之丞(曽我廼家寛太郎)と女任侠のお京(山村紅葉)とともに旅立つ。

氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳

(4)京都からの道中、黒坂からの追っ手が。景元の家臣・影山主水(川野太郎)らが現れ加勢するも、綾姫の代わりに源之丞が捕らわれてしまう。

氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳
氷川きよし 写真提供/明治座 撮影/岩村美佳

(5)源之丞の救出、綾姫の縁談、天下の掌握をたくらむ黒坂の謀略を暴くため、恋之介は仲間たちとともに黒坂の屋敷へと向かい……。