事情を知る三条市議会の関係者は、

このチラシの“対談”は、実際にはまったく対談ではありません。確かに名古屋さんは、小泉さんと面会しています。それは当時、衆議院議員だった新潟県出身の金子恵美さんの紹介で実現しました。金子さんの口添えで名古屋さんが『国会議員会議』に特別に参加させてもらい、そのときに小泉さんと少し意見交換、お話をした程度。そのときに撮った写真を“特別対談”としてチラシを作成。2014年4月に行われた三条市議会議員選挙のときに名古屋さん陣営が配布したんです。

 こんな小さい市に小泉さんと繋がりのある人なんていませんから、小泉さんの人気を利用したというところでしょう。あの小泉進次郎が応援していると“見える”ように。またチラシの写真は切り抜きばかりで、当時同じ場所にいて、小泉さんを紹介してくれた金子さんがいっさい出てきていません。小泉さんだけでなく、紹介者である金子さんに対しても非常に不義理と言わざるを得ないですね」

 もし、これが小泉側の許可なく使用していたのであれば、パブリシティ権の侵害となる可能性もある。ここ最近は、“ポエム答弁”“発言の中身がない”という声も多く、7月1日から始まったレジ袋の有料化で批判を食らうなど、評判はダダ下がりの小泉環境相。現在の彼が“虎”となるかわからないが、当時は“次期総理”の呼び声も高く、紛れもない虎であっただろう。

金子氏「掲載をやめるよう伝えた」

 どのような経緯で2人は面会することになったのか。紹介者である金子に話を聞くと、

金子恵美氏
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「地元の議員や支援者からの要望があれば、議員会館で他の国会議員の方と面談する場を、 小泉さんに限らず設けておりました。当時、名古屋さんも同じ自民党の議員で面会の要望があったため、こうした場を設けさせていただいたという経緯です」

 あのチラシの存在については把握していたのか。

「当時、周辺で話題になっていたため、チラシの存在については把握しておりました。掲載をやめるよう当時の衆議院事務局経由でお伝えしたと記憶しております。写真が撮影されたときは一緒におりました」(金子)

 当の本人である名古屋氏に問い合わせると、メールで返答があった。