そもそも、今回の会見内容が注目されたのは、11月13日に眞子さまがお書きになった“お気持ち文書”が宮内庁から発表されたため。

「“結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択”という、かなり強い表現を使われていました。

 序盤に“両親の理解を得たうえで”と添えられており、“秋篠宮ご夫妻が結婚を許した”と話題になったのです。

 実際、秋篠宮さまは事前に文書内容を確認していたのですが、特に何も言わず、修正されなかったそうです。

 眞子さまが選んだ文言で、ご自分の気持ちを国民に伝えるべきだとお考えになったのでしょう」(同・前)

解決への動きを見せない小室家への「不信感」

 今年9月、紀子さまがお誕生日に公表された文書では《(眞子さまと)対話を重ねながら》と、話す機会をもうけたと示されたうえで《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と述べられた。

 そのおことばに連動するように、秋篠宮さまも今回の会見で「この間、娘といろいろと話す機会がありました」と明かされ、ご両親は眞子さまのご意思を尊重されたと理解できる。

秋篠宮さまのお誕生日に公開された仲のよさそうな家族写真(11月14日・宮内庁撮影)
秋篠宮さまのお誕生日に公開された仲のよさそうな家族写真(11月14日・宮内庁撮影)
すべての写真を見る

 ただ、秋篠宮さまとしては、まだまだ“課題”は山積みだとお考えになっているようだ。

 以前の会見で指摘された「多くの人が納得し、喜んでくれる状況になったと受け止められているか?」と記者から問われた際、ご自身の主観と前置きしながら「そのような状況ではない」とお答えに。

 それは、婚約が延期となった最大の原因だと言われる、小室さんの母親・佳代さんが元婚約者との間に抱える400万円超の金銭トラブルが、いまだに進展がないことに起因しているにちがいない。

関連質問でも、会見で以前殿下がおっしゃった“問題をクリアして解決することが必要”だということについて質問が投げかけられると“いろいろな対応をしているとしても、見える形になることが必要”と述べられました。

 殿下は、小室さんサイドが金銭トラブルを解決させ、そのことを国民にわかりやすく示してほしいと強く願われていますが、トラブル発覚後から約3年が経過しても、解決に向けてほとんど行動を起こさない小室家に、不信感を募らせているのだと思います」(皇室担当記者)