若手俳優だけじゃない「ゲイ役」

 '16年公開の映画『怒り』の妻夫木聡綾野剛は、役作りのため半年間、同棲して撮影に挑んだという。

映画『怒り』でカップルを演じた綾野剛(左)と妻夫木聡(右)
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「BLが主軸の話ではありませんが、ゲイの描き方はリアル。“若くて細い子には興味ない”というゲイまでが“ブッキーは別”と言わしめた妻夫木くんが、ついにゲイ役を……ということで、私の周りでもかなり話題に。綾野剛は、『クレオパトラな女たち』(日本テレビ系/'12年)でも誠実にゲイ役を演じた実績があるので好感度高いですね」(エスムさん)

 深田恭子主演の『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系/'18年)で、主人公の深田、松山夫婦と同じ集合住宅に住むゲイカップルを演じた北村匠海眞島秀和

「北村くんが甘え上手な役でかわいかったんですが、不妊に悩む深田に寄り添うなどゲイ=女性の理解者というありきたりな役どころなのが残念でした。

 ただこのころにはひとつのドラマに1おネエくらいな感じでちょい役にゲイの男性が増えてくるようになりました。『黒革の手帖』(テレビ朝日系)のおネエ美容師役の和田正人、『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)では徳井義実がゲイのヘアメイクに。『半沢直樹』(TBS系)の片岡愛之助演じる黒崎だってそうですよね」(エスムさん)

 '90年代からは様変わりしたBLの描き方。今後どんな俳優が演じてくれるのか。'21年はBL俳優に期待!

解説してくれたのは……

●エスムラルダさん●ドラァグクイーン、ライター。タイのBLドラマ、チェリまほに続き、2021年はどんな♂×♂ドラマにハマるのか!

●成田全さん●昭和生まれのライター。映画『his』と2人の初めての出会いのドラマ『his〜恋するつもりなんてなかった〜』もオススメ!

*記事内に「町田啓太さんと赤楚衛二さん主演の」とありましたが、正しくは赤楚衛二さんが主演、町田啓太さんが助演でしたので、「町田啓太さんと赤楚衛二さん出演の」と変更いたしました。訂正して、お詫び申し上げます(2021年1月25日13時45分修正)。