入浴中以外も!日常に潜む5つの落とし穴

 感染予防のためにしていることが、ヒートショックを招く要因になることも! ここではコロナ禍の日常でやりがちな5つの落とし穴を紹介するので、参考にしてほしい。

 この冬は、なるべくステイホームを心がけている人が多いはず。しかし、その生活にはヒートショックを招く落とし穴もひそんでいる。

「感染予防のためには、換気が必要ですが、やり方によっては身体を急激に冷やす危険性があります。また人との接触を避けるため、買い物や飲み会を控えるのはよいのですが、これがヒートショックを招く行動に結びつくケースも考えられます」

 よかれと思ってやったことで、健康を害していては本末転倒。コロナだけでなくヒートショックの予防も心がけて、この冬を乗り切ろう。

【落とし穴1】部屋着のまま換気
 家族が帰宅すると、衣服などに付着したウイルスが気になり、換気したくなる人もいるだろう。このとき部屋着のままで、窓を大きく開けるのは危険。外気にいきなりさらされると、血圧が急上昇する原因に。

【落とし穴2】節約のために暖房オフ
 長時間、自宅で過ごしていると気になるのが暖房費。だからといって、節約のつもりで厚着をして暖房を切ると、家全体が寒くなる。その結果、入浴時にヒートショックを起こしやすくなってしまう。

【落とし穴3】宅飲み後、すぐ入浴
 居酒屋でなく自宅で飲む人が増えたが、家飲みで危険なのは、飲酒後すぐに入浴できる点。酔うと血圧は下がるが、その状態で入浴することで、血圧の変動がより激しくなる。入浴は酔いがさめてから、が鉄則。

【落とし穴4】薄着で玄関先に出る
 買い物で人との接触を避けるために、ネットショッピングを利用するのは賢い手だが、宅配の受け取りは危険度大。あわてて部屋着のままで玄関に向かうと、全身が冷気にさらされることになるので注意。

【落とし穴5】ウォーキング後のシャワー
 ウォーキングは自粛生活の運動不足解消に役立つ。ただし帰宅後すぐ、汗とウイルスを洗い流そうとシャワーを浴びるのはNG。身体がほてった状態で、寒い脱衣所で裸になるとヒートショックを起こしやすい。