昨年、コロナ禍で再放送され話題を呼んだのが『愛していると言ってくれ』。耳が聞こえない画家の晃次(豊川悦司)と役者の卵の紘子(常盤貴子)が織りなすラブストーリー。

「紘子うざかった~! 『愛していると』でググると《紘子 ウザい》と出てきますからね(笑)。紘子が早とちりして晃次の浮気を疑ったり、自分のことを好きな男とつかず離れずで浮気したり、とにかく暴走する。そんな紘子を優しく見守るトヨエツが切ないのよ」

 とは2丁目ドラマウォッチャーの豊田さん。

北川悦吏子ドラマで育った“キムタク”と“トヨエツ”
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 ヒロインではなく、男性側がエキセントリックだったのは、豊川悦司・中山美穂主演の『Love Story』(TBS系)。

「気難しい恋愛小説家の豊川さんと振り回される編集者に中山美穂さん。香取慎吾さんもモテモテなDJ役で出演していました。不思議なことにエキセントリックなのが男性だったせいかあまりイラつかずに見ることができた稀有な作品です(笑)。日曜劇場での放送だったのですが、落ち着いて休日の夜に見ていられました」(くのさん)

 同じく日曜劇場枠でイラッとさせられたのが、大学生の恋愛を描いた『オレンジデイズ』(TBS系)だと豊田さん。

「柴咲コウちゃんが耳の不自由な学生なんだけど、もうとにかくわがままなのよ~。振り回されるのが妻夫木くん。子犬のようなうるうるした目でオロオロする妻夫木くんを見ながら“こんな面倒くさい女、捨てちゃいなっ”と何度テレビに叫んだことか」

 視聴者をイラッとさせながらも、いずれの作品も高視聴率をマークしていたのだからすごい。

ツイッターを理解していない

「北川さんは今の時代を取り入れないほうがいいと思うんですよね」とは前出のくのさん。

「ツイッターが普及し始めたころに書いた『素直になれなくて』(フジテレビ系)がとにかくひどかった。瑛太さんが“ツイッター見たよ”って上野樹里ちゃんに電話しちゃうんですよ。メールと勘違いしているような、作品に文明の利器を反映できていない感じがつらくて」

 平均視聴率は11・2%と北川作品にしては低い数字。以降、『ウチカレ』まで民放では書いていなかった。