朝鮮王朝に52年という長きにわたり在位した名君・英祖の若き日を描く『ヘチ 王座への道』。王としての資質を持ちながら、母の身分が低いため軽視された“不遇の王子”イ・グム(延ニン君)が、権力争いのために不正がはびこる朝廷を正し、王となる奮闘の日々を描く。陰謀、友情、ラブと見どころ満載のドラマを楽しむキーワードをご紹介! ※延ニン君の「ニン」は正しくは漢字(「しめすへん」に「乃」)

【1】タイトルの“ヘチ”とは?

 韓国の伝説上の生き物“ヘチ”。善と悪を見極め、邪悪なものを退ける力があることから正義や公正の象徴とされた。ドラマでは、不正を暴く朝鮮王朝の司法機関・司憲府やそこで働く役人のことを“ヘチ”と呼ぶと解説されている。

【2】イ・グム(延ニン君)の後の姿・英祖とは? 

 朝鮮王朝第21代王・英租とは、最下層の身分から王の側室となった女性(歴史上では淑嬪崔氏。ドラマでは“トンイ”としているが、オリジナルでつけたもの)を母に持ち、韓国王朝史上もっとも波瀾万丈な人生を送ったといわれるイ・サンの祖父にあたる人物。トンイ、イ・サンともに、『宮廷女官チャングムの誓い』を手がけたイ・ビョンフン監督がドラマ化し、日本でも人気に。また、今作の脚本はドラマ『イ・サン』『トンイ』を生み出したキム・イヨンが担当している。

 英祖の功績といえば、党派争いが激しかった当時に各派閥から公平に人材を登用するための『蕩平策』を宣言。また、民衆の負担を減らす『均役法』の発表や、民の訴えを直接聞く『申聞鼓』を復活させたりと身分制度の改革や文芸復興にも尽力した。

【3】王子(イ・グム/延ニン君)
を演じるチョン・イル

韓国時代劇『ヘチ王座への道』(C)SBS

 身長184センチ、モデルのようなスタイルで韓服を着こなすチョン・イル。デビュー翌年のドラマ『思いっきりハイキック!』('06年)で注目を浴び、'09年の主演ドラマ『美賊イルジメ伝』で時代劇に初挑戦。

 『美男〈イケメン〉ラーメン店』('11年)や『シンデレラと4人の騎士〈ナイト〉』('16年)などのラブコメ作品でのキラキラな笑顔や、『太陽を抱く月』('12年)、『夜景日誌』('14年)という人気時代劇での凛々しい姿で見る人の心をつかんできた。

 兵役後の初出演作品となった今作は、キャラクターの内面の深みを表現できるような骨太な作品に挑戦したいと選んだもの。遊び人だが頭脳明晰で武術に長け、強い正義感を持つイ・グム(延ニン君)を通して、大人の色気と説得力が増したチョン・イルを堪能することができる!

※作品の公開年度は韓国でのものになります。