【11】「貧乏」だからしかたない、私のせいじゃないの

 お金を貯めたいなら、“貧乏”はNGワード。

「“うちは貧乏だから”と口にすると、“だから、しかたない”になる。そこで考えることをやめてしまうんです」

 かわりに“うちはお金を貯めている途中だから”を口癖に。すると、“お金を貯めているんだから、見ていないテレビは消そう” “コーヒーを家でいれてカフェ代を浮かそう”と、自然と行動が変わっていきます。

【12】服やバッグは高いものは避けて、そこそこ安いものを買う

「買い物をするとき、“必要だから”ではなく、“安いから”買う」

 これが、無駄遣いが多い人の特徴だとか。少し高くても、本当に欲しいものを買う。安くても、必要のないものは買わない。判断基準を変えて、衝動買いを防ぎましょう。

【13】家賃や保険は銀行引き落としだからスルー

 光熱費や家賃、あるいは住宅ローン、生命保険からサブスクリプションサービスまで、固定費をいくら払っているか、すぐに答えられますか? 貯められない人にありがちなのが、“今月、自分はいくらまで使っていいのか”がわかっていないこと。使えるお金を計算するためには、必ず出ていくお金を知ることは必須です。また、“税金はどうせ取られるもの”とノーチェックなのもNG。

 お金を貯めるときは、節税効果抜群のiDeCoやNISAを。「貯められる人は、節税情報にも敏感です」

【14】お金は毎回使う分だけATMでおろしてます

 財布からお金がなくなるたび、ATMへ行ってなんとなくお金をおろす。これも、お金の流れを把握していない人がやりがちな行動。

「使った分だけをおろしていては、お金は貯まりません。1か月にお金を引き出す回数と金額を決めておきましょう

【15】クレカの支払いは家計にやさしいリボ払いが好き

 クレジットカードの使用額をまとめて分割払いにできるリボ払い。利用額が自覚しづらいため、支払い能力以上の買い物をしてしまう可能性が高く、利息もかかります。家計管理は、“今あるお金”でやりくりするのが鉄則。クレジットカードは1回払いを基本にしましょう。

 クレジットカードを使いすぎてしまう人に山口さんがおすすめするのが、デビットカード。通帳残高から使用額がすぐに引き落とされるので、家計管理がしやすくなります。VISAやJCBなどのブランドデビットカードなら、街中のお店でもネット通販でも使えます。銀行のアプリなどを併用し、常に残高を意識しましょう。