2回目の不倫は?

山田 それもそうね。本にも書いたけど、人間誰しもやらかすから1回は大目に見てもらえるかもしれない。でも2回やっちゃったらそれは“性分”だから、本当に反省しないとダメですよね。原田くんの反省期間はもう終わったんだっけ?(笑)

原田 反省は一生終わらないです(笑)。時々「反省してない」なんて言われますけど、反省に正解はないので、粛々と目の前のことに向き合ってますね。

山田 そうだね。悪口言うヤツは何をしても言ってくるからね。

原田 僕は2回目はもうない、と心に決めてます!

山田 本当!? でも、原田くんほどの男前だと、自分から何もしなくても魔の手が伸びてくるよ?

原田 いやいや、2回も100回も同じなので「次はない」と、日々自分自身を戒めながら生活しています。

山田 私はまたやると思うな〜(笑)。雪山のロケで、女優さんとふたりきりで山小屋に閉じ込められたりして……。

原田 あはは! そんなコントみたいなシチュエーションにはならないですよ!

【本日の、反省】『ひょうきん族』世代の僕にとって、すごく楽しい時間でした! 今日は明るくて元気な邦子さんが抱えていた苦悩もお聞きできたのが印象的でしたね。でも実は『水戸黄門』でご一緒したときに「とてもこまやかなお芝居をする方だな」と印象に残っていたので、納得した部分もありましたね。今日は“元気なクニちゃん”とは違う、邦子さんの芯にある優しくて繊細な一面に少しだけ触れられた気がします。

『生き抜く力』(祥伝社刊 税込み946円)

人情味あふれる東京の下町で育ったお笑い好きの少女が“勘違い力”を武器に芸能界デビューを果たした。ビートたけし、夏目雅子……芸能界でのさまざまな出会いと、激しいバッシングの真相、そして闘病。ジェットコースターのような人生を生き抜いてきた山田邦子が、逆境を力に変える方法を伝授する一冊。画像をクリックするとアマゾンの購入ページにジャンプします

【写真】『ひょうきん族』時代をふりかえる山田邦子と対談する原田龍二
山田邦子(やまだ・くにこ)●1960年、東京生まれ。1980年に芸能活動をスタートし、その後『オレたちひょうきん族』や『やまだかつてないテレビ』などのバラエティー番組で一世を風靡する。NHK好きなタレント調査では、1988年〜1995年のあいだ8年連続1位を獲得するなどお茶の間の人気者に。2018年には長唄名取「杵屋勝之邦」を襲名。現在、YouTubeチャンネル「クニチャンネル」を配信中!
原田龍二(はらだ・りゅうじ)●1970年、東京都生まれ。第3回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞後、さまざまな作品に出演。司会者として『バラいろダンディ』(TOKYO MX)金曜日を担当。芸能界きっての温泉通、座敷わらしなどのUMA探索好きとしても知られている。現在、YouTubeチャンネル「原田龍二のニンゲンTV」を配信中!

《取材・文/大貫未来(清談者)》