『特捜9』のピンチは津田だけじゃなかった

 主要キャストの流出は、作品の存続にも関わってくる。『9係』時代の助監督たちを監督に昇進させる動きもあるようだが、話は容易ではない。

それでも津田さんは納得しておらず、慰留は絶望的な状況です……。続投させるためには、新シーズンの顔合わせが行われる来年2月までに何とか説得する必要がありますね」(同・制作会社関係者)

 変わらない意思を反映するかのように、最終回でも村瀬は車いすに座ったままで本格的な捜査復帰は難しい状態。加えて、小宮山と結婚したことでこんな反応が。

“村瀬・小宮山のつかず離れずの関係性が楽しみだった”と、ひと区切りついてしまったことを残念がる人も。また、警察には“夫婦で同じ部署に所属できない”という不文律もあって、村瀬が特捜班を離れるという展開はありえます。仮に続投するとしても、レギュラーではなく特別出演のような形になるでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

 続編の計画には、ほかにも問題が浮上している。

「'06 年に放送が始まった『9係』から今シーズンまで、ずっとV6が主題歌を歌ってきたのですが、グループは今年の11月で解散。新シーズンの主題歌は誰が歌うのか……」(前出・スポーツ紙記者)

 津田の去就についてテレビ朝日に問い合わせたが、期日までに返答はなかった。

 クランクアップの際、「誰ひとり欠けずにやってきたからこそできた絆であり、ほかのどんなメンバーでも無理だった」と熱いコメントを寄せていた津田。このまま1人も欠けることなく、新シーズンを迎えてほしい!