お見合いは1時間キッチリで終了!と決めている

 里江さん(39歳、仮名)は、私の相談所に入会する前に、ほかの大手相談所で5年活動をしていました。その期間に、300回以上のお見合いをしてきました。

 それほど婚活をしているのに、なぜ結婚が決まらないのか。その原因が、里江さんの活動の仕方を見ていて、わかりました。

 私の相談所での活動が始まったときに、里江さんは言いました。

婚活は、効率よくやりたいと思っています。お見合いは、なるべく第1、第3土曜日に、入れてください」

 なぜ、第1と第3土曜日にまとめたいかというと、「週末を有効に使いたいから」だそうで、交際になった方とのデートは、第1、第3日曜日、もしくは仕事終わりのウィークデーにしているのだそうです。

 そして、第2、第4の土日は婚活せず、自分の趣味や休養に当てたいとのことでした。さらに、こんなことも言いました。

「1日に3件お見合いをするときの時間は、11時、13時、15時にしてください」

 1日に複数のお見合いをするのは今当たり前で、みなさんがやっています。しかし、お見合いとお見合いの間は、最低でも3時間空けるのが通例です。私は、里江さんに言いました。

「間が2時間しか空いていないのは、厳しいと思いますよ。もしもお話が盛り上がったら、1時間で終われない場合もありますよね。移動時間に1時間は見ておいたほうがいいので、最低でも3時間は開けたほうがいいですよ」

 すると、里江さんは言いました。

「私は、お見合いを1時間で終わらせると決めているんです。時計を見ていて、50分を過ぎたら、お話が終わる方向に持っていくようにしているので、大丈夫です」

 お見合いをまるでビジネスタスクのようにさばいている。300を越えるお見合いをしても結婚が決まらない理由が、わかった気がしました。

 人間関係を築くときは、自分のやり方を押し付けるのではなく、相手の感情に共感しながら、柔軟に対応していくことが大切です。

 話が盛りあがったら、2時間、3時間話してもいい。お見合いで意気投合をしたら、その後に、ランチや夕食をご一緒してもいい。出会いを楽しんで、その流れの中で心を通わせていかなければ、いい関係は築けません。

 これまで全く違った環境で育ってきた人たちが、“結婚をしたい”という気持ちから出会い、そこから人間関係を築いていくのが婚活です。自分のこだわりがあって、それをお相手に当てはめようとしても、うまくいくはずがありません。

 そして、自分のこだわりがある人の特徴は、上から目線で選ぶ気満々です。人を選ぼうという気持ちが強い人は、お相手からは選ばれないと思っていてくださいね。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。新刊100日で結婚(星海社)好評発売中。公式サイト『最短結婚ナビ』 YouTube『仲人はミタチャンネル