'16年には『パートナー・オブ・ザ・イヤー』にも選ばれたおしどり夫婦だったが……
'16年には『パートナー・オブ・ザ・イヤー』にも選ばれたおしどり夫婦だったが……
【写真】青い錠剤を手に鋭い眼差し、松居一代の配信したYouTube動画一場面

 というのも、松居はユーチューブやブログを駆使して船越を非難。船越が不倫をしていると告発して、その証拠だというメモや手紙まで公開した。さらに、船越がED治療薬を使っているとして「バイアグラ100ml男」と呼んだり、自分を悪妻に仕立てることで財産を分捕ろうとしているのだと主張した。

 一方、船越が松居からDVを受けているという話も出たが、いずれにせよ、真相は藪の中。事態は責め立てる松居に沈黙を保つ船越という構図で推移していき、騒動勃発から半年後、離婚が成立した。

 それを受けて会見した松居は、

「やりました! 私の願いが、夢が叶ったわけであります。私の中でいちばん守らなければならないものは、ただひとつでした。財産分与です

 と、勝利宣言。お掃除グッズの『マツイ棒』で大儲けしたことが金銭への執着を高め、ふたりの関係をさらにこじらせたわけで、それもシニア婚ならではだろう。

 なお、船越は今年3月、NHK BSプレミアムの単発ドラマ『流れ星』に出演。ギクシャクしながらも最後にはお互いの愛情を知る老夫婦の物語を松坂慶子とともに演じた。現実はドラマほど甘くはないようだ。

演歌なシニア女性はリスク好き?

 今年1月、八代亜紀(70)が離婚した。相手の男性は4歳下の元歌手で、引退後は裏方に回り、彼女の個人事務所社長を長年務めた。'87年に彼女が独立した際、行動を共にし、'94年に結婚。いわば、公私にわたって二人三脚でやってきたパートナーだ。

27年の結婚生活の終わりに夫は、「50周年を迎えた彼女を、いちファンとして見させてください」
27年の結婚生活の終わりに夫は、「50周年を迎えた彼女を、いちファンとして見させてください」

 70歳という年齢での離婚について八代は、

特段に何かがあったわけではありませんが、話し合いの結果、長年のパートナーシップを解消して別々の道を歩んでいくという結論に至りました」

 と、説明。前夫は社長を辞任したものの、サポート関係は継続されるという。

 また、昨年、離婚していたのが水前寺清子(75)。こちらの相手は6歳下で、彼女のバックバンドのリーダーも務めた元ミュージシャンだ。'89年に結婚し、同じく長年、彼女の個人事務所社長だったが、社長は彼女が務めることとなった。

 スポーツ紙には、音楽関係者による「とにかくこれからも新しいことに挑戦していきたいという思いを強めていた。自らの力で歩んでいく決意の表れでしょう」というコメントが。とはいえ、水前寺も75歳での決断だ。八代同様、ここへきてなぜ、という気がしなくもない。

 かと思えば、57歳で結婚したのが小林幸子(67)だ。'11年に、9歳下の再生医療関連会社社長とゴールイン。わずか10歳でデビューした彼女は、そこから15年後にようやく大ヒット曲とめぐりあったが、結婚についても遅咲きだったといえる。

 ただし、曲が大ヒットして26歳で『紅白』に初出場したときほど、結婚に関してはおめでたムード一色にはならなかった。相手男性は'04年に2度目の離婚をしていて、小林とはそれ以前に知り合っていた可能性が浮上。そこで“略奪婚”疑惑が報じられたのだ。