私有地には入れず……

 木の上、屋根の上にイグアナらしきものはまったく見つからないため、飼い主宅近くにあった川など捜索範囲を広げた。

 午後3時に15分の休憩を挟み情報交換して、また捜索再開。4時には再び白輪園長に助言を求めた。

イグアナは水の中にはいませんよ。人間が逃走するときと同じように、逃げるときだけ水路に入るだけです。行動半径はそれほど広範囲ではないと思うので、自宅から数百m内にいるはず

“もうそこは捜したって……”という心の声を抑え込んで、

 白輪園長の言葉を信じて、もう一度、近辺に集中した。しかし、とうとうタイムアップを迎えてしまう――。

暑さに負けずに捜索するも見つからない……
暑さに負けずに捜索するも見つからない……
【写真】グリーンイグアナ“フアナちゃん”が脱走したゲージ

 みな、この暑さのなか、10kmぐらいは歩いただろうか。へとへとに疲れ果てていた。捜索メンバーの若手のひとりがつぶやいた。

とにかく、暑かったの一言です。そして、残念。悔しい。最初は意外に簡単に見つかると思ったんですけど。この地域は一戸建てで庭の広いお宅が多い。私有地内には入れないので、その木に登っていたら見つけられない。そこがネックでしたね

 最終的には愚痴になっていた。もう1人の若手も、

現場の子どもたちは思っていたほど、気にせずに遊びに夢中になっていたので、もはや軽く忘れさられているんですかね……

『グリーンイグアナ捜索隊』は28日18時をもって解散。飼い主の娘に“フアナ”を帰すことはできなかった。

 イグアナはカラスや猫に食べられてしまうケースもあるとか……。

 ペットを飼っているみなさんは、くれぐれも動物の逃走には気をつけてほしい。