おんなひとりで楽しむ映画4選

 誰にも邪魔されず、どっぷり浸かるならコレ!人生を豊かにしてくれる珠玉のラインナップです。

生きる素晴らしさを噛みしめられる傑作

■『歓びを歌にのせて』

 ダニエル・ダレウス(ミカエル・ニュクビスト)は、天才指揮者として世界的に活躍し、大きな名声を得ていた。しかし、過酷な公演スケジュールとプレッシャーから、病に倒れてしまう。肉体的にも精神的にも限界を感じたダニエルは、第一線を退き、幼少時代を過ごした村へと戻る。廃校になった母校の小学校を買い取り、住むことにした彼だったが、故郷では過去にひどいいじめを受けていた。しかし幼少時とは名前を変えていたため、村人は彼がこの村の出身とは気づかない。それどころか、有名人が来たと大騒ぎ。そして村の聖歌隊の指導を頼まれる。

『歓びを歌にのせて』 イラスト/高松啓二
【写真】LiLiCoさん厳選、「オトナ映画」8作品のジャケ写

2004年/132分/スウェーデン/DVD(セル&レンタル)にてリリース中
監督:ケイ・ポラック 出演:ミカエル・ニュクビストほか

【LiLiCoさん推薦コメント】
 これは、1億回ぐらい紹介している(笑)、私にとって不動のNo.1作品。36歳のときに出会ったんですが、当時の私は周りに気を遣いすぎていて。これを見て“自分の人生は自分のためにある”と思えました。この作品が特にうまいのは、キャラクターにリアリティーがあること。だから、共感できる部分がたくさんあるんです。それに、サントラにも入っている「ガブリエラの歌」は、歌詞もメロディーも本当に素晴らしい! ぜひご注目を。

知られざる音作りの努力に感動

■『ようこそ映画音響の世界へ』

 映画音響にスポットをあてたドキュメンタリー。1927年に初のトーキー映画が誕生して以降、映画音響は今も発展し続けている。本作では、『キング・コング』、『ゴッドファーザー』、『ROMA/ローマ』など、名作の映像を使い映画音響の歴史を紹介。さらに、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグなどの著名監督や、『スター・ウォーズ』のベン・バート、『ジュラシック・パーク』のゲイリー・ライドストロームといった映画音響界のレジェンドたちへのインタビューとともに、“音”が映画にもたらす効果と重要性に迫っていく。

『ようこそ映画音響の世界へ』(C) 2019 Ain't Heard Nothin' Yet Corp.All Rights Reserved.

2019年/94分/アメリカ/Blu-ray、DVD(セル&レンタル)、デジタル配信にてリリース中
監督:ミッジ・コスティン 出演:ウォルター・マーチほか 
(C) 2019 Ain't Heard Nothin' Yet Corp.All Rights Reserved.

【LiLiCoさん推薦コメント】
 映画紹介をしている中で、毎年その年の私の1位作品を聞かれるんですが、ドキュメンタリーを選んだのは初めて。ドキュメンタリーって、よほど興味があるテーマ以外はつまらないイメージですが、これは特別映画好きでなくても楽しめます。何しろ、映画音響の進化過程を、ジョージ・ルーカスやスピルバーグなどの超有名監督たちが語ってくれるんですから。それに、裏でどれだけ努力しているか知ることで、映画が何倍も楽しくなるはず!