“タメ口”も個性になる芸能界

 幼少期よりインターナショナルスクールに通い、授業はもちろん、クラスメイトとの会話もすべて英語で過ごしてきたKoki,。家族との会話でも日本語に英語、フランス語も混じっているというだけに、特に敬語には慣れていないのかもしれない。

「時にそれが個性にもなるのも芸能界ですから」とは芸能プロダクションマネージャー。

「例えば、世界的デザイナーの森英恵さんを祖母に持つ、森泉、星姉妹も“おばあちゃん”と呼んでいますし、芦田愛菜さんも子役時代は“お父さん、お母さん”と呼んでいました。おかしな敬語がウケたローラや、最近ではフワちゃんのタメ口も許されています。木村さんも静香さんも10代から芸能界にいるわけで、目上に対する礼儀こそ教えても、そこまで敬語を重要視しているわけではないのでは?

 一方で、とんねるず・石橋貴明さんは破天荒キャラが売りでしたが、前妻との長女・穂のかさんがデビュー間もないころ、インタビュー取材で“お父さんからは何て?”と聞かれたろころ、“父からはーー”と丁寧に言い直していたそう。意外にもタカさんはしっかり躾けていたのだな、と」

 Koki,は普段、木村のことを「トト」、静香のことを「マミー」と呼んでいる。おそらくは彼女が考えうる、公の場で使える敬語が「お父さん、お母さん」だったのかもしれない。