では、眞子さまが苦しんでおられる『複雑性PTSD』とはどのようなものか。

『日本精神神経学会 国際委員会』で秋山医師とも働いたことがあるという『メンタルコンパス株式会社』の伊井俊貴代表精神科医はこう話す。

「PTSDは、適応障害などと同じ『重度ストレスへの反応及び適応障害』というグループに属しています。これらは病気というより“反応”です。うつ病などの病気とは異なって、特定の原因があるのが特徴であり、同じ状況になれば多くの人にその反応が起こるとされています」

NY移住が回復への近道

 眞子さまのご病状に対して「適応障害なのでは?」と異議を唱える専門家も多い。

「適応障害とPTSDは、反応の出方が異なります。適応障害は、環境の変化に適応することができずに、抑うつ状態や不安障害が起きる。一方、PTSDは“トラウマ”が原因となり、そのことがフラッシュバックします」(伊井医師、以下同)

 PTSDは災害などの特定の出来事が原因となるのに対し、複雑性PTSDの原因は1つの出来事ではなく、“あれもこれも……”と複数の記憶が思い出されるという。

「眞子さまは複雑性PTSDと診断されていますが、どの疾患に当てはまるかは明確には決められないことも多く、基本的には直接診断した医師の判断を尊重すべきであると考えます」

 回復に必要なのは、時間が経過すること。しかし、

状況が変わらないまま時間だけが過ぎていくのでは意味がありません。バッシングがない状態で時間が経過することが重要です。

 今の眞子さまは“行動を起こせば批判される”というお気持ちから不安症状が出ておられます。そのため、“自分の気持ちに従って行動してもそれほど批判されなかった、大丈夫なんだ”と感じられる経験が必要となります」

10月5日、南米パラグアイとの友好関係に寄与したとして、大使から勲章を贈られた秋篠宮さまと眞子さま
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 そのような経験によって、過去の記憶が“上書き”されていくことが肝心だという。

「もちろん、今後も行動を起こす際に“批判されたらどうしよう”というお気持ちは生まれると思いますが、その気持ちに支配されずに“怖いけれど行動してみよう”と考えて、少しずつ行動範囲が広がることで、徐々に日常生活に支障をきたさなくなります。

 結婚や渡米という環境の変化がどのように影響するかはわかりませんが、NYのほうが批判を経験する回数は少ないと考えられるため、日本に滞在され続けるよりは快方へ向かう可能性が高いのではないでしょうか」

 眞子さまをここまで追い込んでしまった原因を追及するよりも、一刻も早くご体調の回復を祈りたい。