涼やかな風、気持ちのよいグリーン、小川のせせらぎ……ここはびっくり、東京・表参道にある、玄人もうなる体験型アウトドアストア。辰巳ゆうとのソロキャンプに同行した気分でお楽しみください!!

ついにソロキャンプデビュー

「1日休みがあって、次の日の仕事が午後からだったら、行っちゃいます。翌朝は5時くらいに起きて、朝ごはんや焚き火を楽しんだら撤収。そのまま仕事に向かったり(笑)」

 演歌歌手・辰巳ゆうとが熱弁するのは、キャンプの話。激ハマりしているという。

「大学時代に1回、グランピングには行ったことがあり、すごく楽しくて。昨春の緊急事態宣言中、出歩けなかったとき、YouTubeでいろんなキャンプ動画を見ているうちに、すごく行きたくなって。僕は完全に形から入るタイプなので、火がついたようにネットでポチポチと(笑)」

辰巳ゆうと 撮影/廣瀬靖士
辰巳ゆうと 撮影/廣瀬靖士

 テント、焚き火台、椅子、調理器具、寝袋など一式そろえてしまったという。そして、仕事とコロナの波を見計らうこと数か月。

「昨年12月、緊急事態宣言もなく、やっと“行ける”というタイミングを見つけ、ソロキャンプデビューしました!!」

 四苦八苦しながらテントを立て、火をおこして焚き火をし、料理をしたり、コーヒーを淹れたり、星を眺めたり……。たまらなく有意義で贅沢な時間だったという。

「正直、向かうときは“まだ引き返せる”と思ったり(笑)。少し怖い気持ちもあったんですが、やってみたらめちゃくちゃ楽しくて。

 電気やガスがなくても“自分で生きられる!!”という喜び。ひとつ、大きな壁をぶち破り、自信になりました。なんか、仕事でしんどいことがあっても、この経験から“これを越えたらもっと楽しくなる”と思えるようになって」

 まだ始めて1年未満ながら、日帰りを含めて5回行ったそう。どんなキャンプ飯を作ってるの?

「ビーフシチューとか、ピザとか。ピザ生地にケチャップや好きな具材をのせてフライパンにしき、下は焚き火で加熱、上はバーナーで仕上げたり。ごはんだけ炊いて、近所のお魚屋さんで刺身を買ってきて海鮮丼にしたり。僕は予想を覆すものを作りたい気持ちがあって。“焼くだけ”という料理はあまり好きじゃないかも?」

 今後は、ソロキャンですき焼きやもつ鍋にも挑戦したいと目を輝かせる。

「小さかった火が、だんだん大きくなっていく過程もすごく非日常的で楽しい。火って、自分の子どもみたいな愛着が湧いてくるんですよね(笑)。日々のいろんなことを何も考えずにいられるから、その分楽しめる。キャンプのリフレッシュ効果はすごいです!!」